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解剖学 - 筋系 - 単一筋肉解説

 

腓腹筋 (ひふくきん、英:gastrocnemius)

 

概 要

・下肢の下腿にある筋は、表の伸筋群、裏の屈筋群、そして外側の筋群に分かれるが、腓腹筋は屈筋群のうちの2つある下腿三頭筋の一つになる。

・下腿の後面の浅層に位置し、いわゆるふくらはぎの盛り上がりを作る筋肉で、内側頭と外側頭の2頭を持つニ関節筋である。 ⇒ イラスト解説

ヒラメ筋とともに下腿三頭筋を構成し、その停止腱はアキレス腱(踵骨腱)となって踵骨隆起につく。

・「日本人体解剖学 (上巻)」には以下のような説明が見受けられる。

「外側頭が欠如あるいは痕跡的なことがある。腓腹筋に存在する種子骨および種子軟骨をファベラ(fabella)といい、通常円錐形を呈する。その発現頻度は男36%、女34%で、80%は両側性に見られる。長径は男9.2o、女8.4o、幅径は男7.5o、女7.1o、厚径は男5.6o、女4.4oである。」

・「骨格筋の形と触察法」には以下のような説明が見受けられる。

腓腹筋の起始は、大腿骨の遠位端から約5p頭方の部位であり、外側頭に比べて内側頭の方が若干頭方の部位から起こる。 ・腓腹筋は、大腿骨から直接起こる筋線維も多く、この部位の筋腹は半膜様筋と大腿二頭筋に覆われる。 」

下肢の筋の全体の分類図

起 始
停 止

踵骨の踵骨隆起  ※ヒラメ筋の停止腱とともにアキレス腱 《踵骨腱》となる。

イラスト
作 用
・足首を屈曲させかかとを上げる。 ・膝関節を屈曲させる。
神経支配
脛骨神経(L5,S1,S2) ※場合によってはL4を含む。
血管支配
 
筋連結
大腿二頭筋  ・大内転筋  ・長趾屈筋  ・ヒラメ筋  ・足底筋
触 察
 
強 化

・ジャンプやダッシュをするときに瞬間的に力を生む筋肉なので、バレーボールやバスケットボールなどジャンプや急激な方向転換を必要とするようなスポーツをしている人にとっては積極的に鍛えていかなければならない筋肉。瞬間的に大きな力を発する動きに使われることが多い分、肉離れなどの故障をよく起こす部位でもある。

・用具などを用いなくても、段差などを利用するだけで結構負荷を与えることはできる。

 

【チューブ】 カーフレイズ 【マシーン】 スタンディングカーフシーティッドカーフ

ストレッチ

YouTubeへの投稿動画(壁がなくてもストレッチは可能)

YouTubeへの投稿動画(ストレッチポールを利用したマッサージ)

他の参考

となるHP

・解剖学的写真を掲載しているサイト

@あまり分かりやすいものではありませんが…

A膝関節周辺の縦断面(5番が腓腹筋の内側頭)

B膝関節周辺の縦断面(6番が腓腹筋の内側頭)

C膝関節における横断面(9番が内側頭、10が外側頭)

・YouTubeへの投稿動画

@カーフレイズをするボディビルダー

 

A模型を使って解説

B人体標本を使った解剖学的動画

C腓腹筋とヒラメ筋の動きをCGで表現

D腓腹筋とヒラメ筋の位置をCGで表現

E走っているときの下肢の筋の収縮をCGで表現

備 考