フィットネスの勧め 語句解説    

 

語句解説

 

体脂肪 (たいしぼう、英:body fat)

 

 身体の中にある脂肪のこと。

 

【もっと詳しく】

 普段、私たちが体脂肪という言葉を使うときは、いわゆる皮下や内臓の回りに蓄積された貯蔵脂肪を指すことが多いが、この他に、血流とともに脂肪が全身の細胞に運ばれていて(血中脂肪)、厳密にはこれらも合わせて体脂肪という。

 

【体脂肪率、body fat percentage 】

 身体の中に含まれる脂肪の割合のこと。

 

 

 何かと気になる体脂肪率であるが、世界共通の明確な基準値は今だに決められていない模様。厚生労働省のウエブサイトを見ても、基準となるような一覧表は見つからない。

 以下の表は(株)タニタの報道資料を元に作成したという表を掲載しているサイト(ダイエット方法 ネタ本)を参考にしたもの。

 ※正確性の方は不明。例えば、男性の17歳、18〜39歳の「標準(+)」だが、17歳が「16〜22%」なのに対して、18〜39歳では「17〜21%」になっている。通常、下の表でもほとんどの場合がそうであるように、「〜」の右の数字は年齢が上がるに従って大きくなると思われる。1,2か所だけであれば修正を加えるつもりであったが、他の部分でもいくつか同じような傾向がみられたので忠実に元の数字に沿って作成した。よって、参考程度に…。

 体脂肪表

男 性
 
痩せ
標準(−)
標準(+)
軽度肥満
肥満
6歳
1〜6%
7〜15%
16〜24%
25〜29%
30%〜
7歳
1〜6%
7〜15%
16〜24%
25〜29%
30%〜
8歳
1〜6%
7〜15%
16〜25%
26〜29%
30%〜
9歳
1〜6%
7〜15%
16〜25%
26〜29%
30%〜
10歳
1〜6%
7〜15%
16〜25%
26〜29%
30%〜
11歳
1〜6%
7〜15%
16〜25%
26〜29%
30%〜
12歳
1〜6%
7〜15%
16〜24%
25〜29%
30%〜
13歳
1〜6%
7〜15%
16〜24%
25〜29%
30%〜
14歳
1〜6%
7〜14%
15〜24%
25〜28%
29%〜
15歳
1〜7%
8〜14%
15〜23%
24〜28%
29%〜
16歳
1〜7%
8〜15%
16〜23%
24〜27%
28%〜
17歳
1〜8%
9〜15%
16〜22%
23〜27%
28%〜
18〜39歳
1〜10%
11〜16%
17〜21%
22〜26%
27%〜
40〜59歳
1〜11%
12〜17%
18〜22%
23〜27%
28%〜
60歳〜
1〜13%
14〜19%
20〜24%
25〜29%
30%〜

 

女 性
 
痩せ
標準(−)
標準(+)
軽度肥満
肥満
6歳
1〜7%
8〜15%
16〜24%
25〜28%
29% 〜
7歳
1〜8%
9〜16%
17〜24%
25〜29%
30% 〜
8歳
1〜9%
10〜17%
18〜25%
26〜30%
31% 〜
9歳
1〜9%
10〜18%
19〜27%
28〜31%
32% 〜
10歳
1〜10%
11〜19%
20〜28%
29〜32%
33% 〜
11歳
1〜12%
13〜21%
22〜30%
31〜34%
35% 〜
12歳
1〜13%
14〜22%
23〜31%
32〜35%
36% 〜
13歳
1〜14%
15〜24%
25〜33%
34〜37%
38% 〜
14歳
1〜16%
17〜25%
26〜34%
35〜38%
39% 〜
15歳
1〜17%
18〜26%
27〜35%
36〜39%
40% 〜
16歳
1〜18%
19〜27%
28〜36%
37〜40%
41% 〜
17歳
1〜19%
20〜27%
28〜36%
37〜40%
41% 〜
18〜39歳
1〜20%
21〜27%
28〜34%
35〜39%
40% 〜
40〜59歳
1〜21%
22〜28%
29〜35%
36〜40%
41% 〜
60歳〜
1〜22%
23〜29%
30〜36%
37〜41%
42% 〜

 

【種 類】

 体脂肪には、皮下に蓄積される皮下脂肪と内臓の回りに蓄積される内臓脂肪の2種類ある。

 

 < 皮下脂肪 >

 皮膚の最下層にある皮下組織にある脂肪細胞に蓄積された脂肪で、いわゆる「

つまめる脂肪」のこと。

 全身に存在するが、特に下腹部、臀部、二の腕には多くつく傾向がある。男性よりも女性に多く、これは、妊娠、出産のために子宮を保護しているためと考えられている。

<働き・特長>

 @ 体温の維持

 

 

 いわゆる断熱材として、寒さ、暑さなどの気温の変化から身体を守り、体温を一定に保っている。

 

 A 物理的な刺激の緩和

 

 

 「物がぶつかる」などの外界からの物理的な衝撃を和らげる緩衝材のような役割をしている。

 

 B エネルギーの貯蓄

 

 

 食事から摂取し余った栄養分を中性脂肪という形で貯蓄し、必要なときに血液中に放出している。ただし、まず最初にエネルギーとして利用されるのは内臓脂肪で、皮下脂肪はその次になる。それが、「皮下脂肪は落としにくい」と言われる所以である。

 

 C 生理活性物質の分泌

 

 

 女性ホルモンのエストロゲンやアディポネクチンと言ったホルモンを分泌し、体の機能を正常に保っている。 ⇒ 分泌する生理活性物質の一覧表

 

 < 内臓脂肪 >

 皮膚の下にある皮下脂肪に対して、内臓の回りに存在するのが内臓脂肪。女性よりも男性の方がつきやすいが、更年期を過ぎると女性でも増えていく傾向にある。

 また、内臓脂肪が多すぎると糖尿病や脂質(代謝)異常症(以前は高脂血症と呼ばれていた)などの生活習慣病の原因となる。

 

<働き・特長>

 @ 内臓の保護

 

 

 物理的または温度的な刺激から内臓を保護している。また、内臓を一定の位置に保つ働きもある。

 

 A エネルギーの貯蓄

 

 

 皮下脂肪の場合と同じように、食事から摂取し余った栄養分を中性脂肪という形で貯蓄し、必要なときに血液中に放出している。そして、皮下脂肪よりも先にエネルギーとして利用されるため、「内臓脂肪は減らしやすい」と言われている。

 

 B 生理活性物質の分泌

 

 

 皮下脂肪と同じ。⇒ 分泌する生理活性物質の一覧表

 

 

【その他】

 体脂肪は多すぎても少なすぎても体に害を及ぼす。

 ■ 少なすぎる場合 ■

 ・寒さ、暑さに抵抗力がなくなる。

  特に体温が低下すると免疫力が弱まり、それによって感染症にかかりやすくなる。

 ・外界からの物理的な衝撃を受ける。

  衝撃が大きければ内臓などが損傷してしまう可能性も出てくる。

 ・内臓が下垂してくる。

  内臓脂肪が少ないと、内臓を一定の位置に保持できなくなる。胃下垂など。

 ・筋肉の破壊

  エネルギー源となる脂肪が少なければ、体は筋肉を分解してエネルギーを得るように働く。

 ・身体の機能が正常に維持ができない。

  生理活性物質の分泌が少なくなれば、体の機能が正常に維持できなくなる。女性の場合は、ホルモン

  バランスが崩れて生理不順などの原因となる。

 

 ■ 多すぎる場合 ■

 皮下脂肪もそうだが、特に問題なのは内臓脂肪が多すぎる場合

 ・メタボリックシンドロームの原因となる。

  メタボリックシンドロームの状態は、将来的に動脈硬化を引き起こし、命にかかわる疾病の原因とな

  る。