プロフィール

シリンダー式マシーン

 

 

 

シリンダー式マシーンとは
マシーンの構造
・カイザーの空気圧負荷マシーン

 

 

 シリンダー式マシーンとは、いわゆるプレートなどの物理的な重さを負荷とするのではなく、シリンダー内に装填されたオイルや空気の抵抗を負荷とするマシーンのことです。主に以下の2種類があります。
 

 

1
油圧式
シリンダー内に装填されたオイルの抵抗を負荷とする。
2
空気圧式
シリンダー内に装填された空気の抵抗を負荷としています。

 

 私が社会人になり、体力の低下に危機意識を持ち始めて通いだしたのが、市の体育館のトレーニング施設でした

 そこに置いてあったのが油圧式のトレーニングマシーンです。もう何十年も前のことなので記憶は定かではないのですが、数年は通ったと思います。職場の関係でフィットネスクラブに移り、それ以来、市のトレーニング施設は利用したことがありません。

 つまり、それ以来、油圧式マシーンには手を触れていません。フィットネスクラブもいくつか変わりましたが、このシリンダー式の油圧マシーンを採用しているところは一つもありませんでした。もうほとんど流通していないのかなとも思ったのですが、今回このページを作成するにあたっていろいろとネットで調べてみると、以下のようなところで利用されているみたいです。(注意:すべてのケースを調べきれているわけではありませんので、その点はご了解ください)

 @ コンビニフィットネスワンコインフィットネス

   いわゆる、コンビニフィットネスとかワンコインフィットネスとか呼ばれる施設(ほとんどが女性専用?)

   です。ウェブサイトも持っているところも多く、のぞいてみると「独自開発したマシーンを採用」などの

   うたい文句も見かけます。

 A 介護施設やリハビリ用の施設

   高齢者の介護施設や病院のリハビリの施設で、トレーニングやリハビリの器具として利用されている。

 B 通販のトレーニングマシーンとして

   通販のトレーニングマシーンには、この油圧式のシリンダーを採用しているものが結構あるようです。

 

 【油圧式のマシーンの特徴】

@動作の往復に抵抗がかかる

 すべてのマシーンがそうではないと思いますが、「行き・帰り」の両方に抵抗がかかります。つまり、アームカールのマシーンであれば、肘を曲げる時にも、伸ばすときにも抵抗がかかることになります。つまり、一つのマシーンで上腕ニ頭筋と上腕三頭筋の両方を鍛えることができることになります。

A自動的に負荷の調整が可能

 シリンダーに負荷を調節するダイアルが付いているマシーンもありますが、そうでない場合でも、動作を速く行えば抵抗は強くなり、ゆっくり行えば抵抗は弱くなります。

Bけがをする可能性が低い

 動作の途中で「あ〜、疲れた!」とやめてしまっても(バーなどから手を離してしまっても)、ウエイトスタックマシンのように、ウエイトが勢いよく落ちてくることはありません。そのような場合でも、ゆっくりとバーが戻ってきますので、高負荷によるケガの可能性はかなり軽減されるはずです。

 

 私個人としては空気圧マシーンというのは使用したことがありません、油圧と同じようにシリンダーを用いていますので、「オイルが空気になっただけ?」くらいに思ったのですが、少し違うようです。

 インターネットで製造しているメーカーを調べてみたのですが、「KEISER」(カイザー)社くらいしか見当たりませんでした。

 しかし、かなり本格的なウエイトトレーニングマシーンで(価格も個人で購入できるようなものではありません)

日本のフィットネスクラブでも導入しているところがあるようです。

 日本では、アポロ社がこの「KEISER」(カイザー)社の空気圧負荷マシーンを取り扱っています。そのアポロ社のウェブサイトより、空気圧負荷マシーンの特長を紹介する文として以下の文を引用させていただきました。(一部抜粋)

@筋出力にあった自然な抵抗がかけられます

 筋はその動き(収縮)によって、その発揮する力を変化させます。カイザーは、こうした筋出力の変化に合わせた自然な抵抗を加えることができます。(詳細

Aどんなユーザーにも合わせたメニューを作れます

リハビリテーションからアスリートまで、ひとつのマシンを異なった目的のために使用できます。(詳細

B負荷調節が簡単です

手元にあるプラスとマイナスのボタンを押すだけで、カンタンに、急速に負荷を変化させることができます。(詳細

C安全にトレーニングができます

チェーンの切断、またウエイトの落下などによる関節の過伸展、あるいは筋、腱などへの障害は起こりません。(詳細

カイザーの空気圧負荷マシーンを販売しているアポロ社のウェブサイト