フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2015年 - 11月

 

11月13日(金) 「 水素水(その2)」

 

 「水素水」って、まあ、簡単に言うと「水に水素を溶かしたもの」のことのようである。そして、今回ちょっと調べて初めて知ったのだが、水素というのは、通常、単体の原子(atom)の形では存在していないらしい。水素原始(H)の単体では安定しないようで、水素原子が2つくっついた水素分子(molecule)の形になっているようだ。つまり、

 

 と言うことができる。

 となると、おバカな私は、「そもそも水自体が水素と酸素の化合物(compound)なのだから、それにわざわざ水素をプラスして意味があるのか?」などと思ってしまうわけである。でも、ちょっと思い出した。何回かテレビなどで高山病(altitude sickness)になった人に酸素を吸わせて頭痛や吐き気などの症状を緩和させているところを見たりしたことがある。

 ボリビアの首都のラパスなどは有名である。すり鉢状の形状をしていて、低い底の部分で3,600mを超え、一番標高の高いところでは4,300m近くあるということなので優に富士山を凌ぐ高さとなる。そんなところに高度に順応していない人が行けば高山病になることはほぼ確実で、街中にはそういう観光客のために「酸素ステーション」なるものがありビジネスとして成り立っているようだ。(そういえば、日本でも一時、酸素ステーションなるものが流行ったような気がしないでもないが…)

 そういう高山病になった人に、いくら水が水素と酸素の化合物だからと言って「ほら、飲め!飲め!」と大量に水を飲ませても症状は改善しないに違いない。「水素水もそれと同じことなのかな〜」なんて考えてしまうのだが、まあ、おバカなものが考えることなどこのくらいのレベルである。