フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2015年 - 12月

 

12月30日(水) 「 やべ〜、やっちまった!(完)」

 

 ガス放出後も、私はこれらのセオリー(theory)に従い、一切振り向かなかったし、それまで行っていたレッスン前のウォーミングアップである前後左右へのフットワークはそのまま何もなかったように続けた。スタジオの前面には大きな鏡があり、振り向かなくても周りの状況(situation)が確認できるわけだが、クリスマスイブ前日でレッスン開始10分前の人の入りが少ないスタジオだったからと言って私の周りに全く人がいなかったわけではなかった。

 左斜め後方、距離にすればおよそ3mほどのところに女性がいたのである。年齢は40半ばから50くらい、ときどき見かける女性で、2、3回ほど同じような格闘技系のレッスンを一緒に受けていると思う。同じ男性であれば、「別にいいやっ!」くらいに思ってさほど気にすることもないのだが、やっぱり異性となるとそういうわけにはいかない。

 私はとっさに前方にある鏡でその女性の表情を確認したのだが、ちょっと眉をしかめたような表情をしていた。つまり99%の確率(probability)で気が付かれている。しかも、最悪なことに、その人はフロアに腰を下ろしていた。それは何を意味するかと言うと、ガスを放出した高さとその人の前鼻孔の高さがほぼ同じと言うことになるわけだ。

 音だけであれば「あれ〜、私の気のせいかしら…」となる可能性も1%ほど残されてはいるが、匂いが伝わってしまえば完全にアウトで、「残りの1%に何とかかけてみよう!」という希望も全くなくなってしまう。まあ、「臭くて仕方がない」と言うほどではないと思うが、それなりに匂いはあると思っている。

 しかし、周りに人がいるときに意図せず(unintentionally)してガスをず放出してしまう経験は、誰しも1、2回はあると思うのだが、考えてみれば「若いころはこんなことはなかったな〜」という気はするわけである。まだ、「恥ずかしい!」という気持ちはあるが、あと10年もし本格的なジジイになると「けっ、屁くらいなんだ!」なんてなる可能性もある。あ〜、いやだ!いやだ!