フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2015年 - 9月

 

9月1日(火) 「不思議なものである(完)」

 

 やはりそばで筋トレをしていた他の人と一緒に首のところに落ちたバーを持ち上げてオリンピックベンチのフックに掛けてあげた。そして、そのまま一人で続けさせるのも危なっかしかったので、私なりにアドバイスをしたわけである。

・潰れそうになったら無理にフックに掛けようとせず、そのまま素直にバーを補助器具に委ねること。

 まず、それが安全に行う上での基本である。そして、「ちょっと補助してあげるから…」と言って、私はベンチの後ろに回りやり方に関しても私なりのアドバイスをした。

・バーはしっかりと胸まで下ろしてなるべく肩の関節の可動域(range of motion)を大きく使うこと。

・バーを胸でバウンスさせず、胸のところで止めるくらいの気持ちで行うこと。

・「重さ」だけが先行せず、まずは上の2点がしっかりとできる重さで行うこと。など…。

 上記のやり方は私なりの行い方であって、決して「正しいやり方」というつもりはない。胸のところでバウンスさせたら悪いわけではないし、バーを途中までしか落とさなかったら「正しくない」というわけでもない。人それぞれである。

 一通りのアドバイスをして私は自分のスミスマシンに戻り、しばらく彼のやり方を見ていたが、前よりは多少は弱くなったが相変わらず胸でバウンスをして持ち上げていたので、後は彼が自分でやり方を決めることであり、私がどうのこうの言うことではない(I'm not in a position to〜) 。おそらくそうしないと60`には対応できないのだろう。

 さて、私は自分のランジを再開したのだが、それまで「かったるいな〜」と思いながらやっていたのが、ずいぶんと身体が軽くなっているのである。結果的にはランジは95`までしか行わなかったのだが、ランジの後に85`でのバウンススクワット(腰を落としたところで細かくバウンスさせ、かなり辛くなったところで一度持ち上げて、そこからフルスクワットで追い込む)を2セットほど行った。彼の件が無かったら、おそらく「今日はダルいのでもうこれで十分!」と85`でストップしていたに違いない。不思議なものである…。