フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2016年 - 8月

 

8月31日(水) 「リオオリンピック・総括(その9) 」

 

 正直、私はオリンピックの開催に関しては賛成派(supporter)ではなかった。開催国に立候補した時には、毎週のように「南海トラフ直下型地震、予想死者〜万人」とか「富士山噴火、首都圏の機能完全麻痺」などの見出しが出て「もしそのようなことが現実となったらオリンピックどころじゃない!中止になる可能性もある」と思っていたからである。

 もちろん、週刊誌の見出しなどは大げさなものにして「買ってくださ〜い」というものがほとんどなので、そのまま鵜呑みにすることはできない。しかし、首都直下型地震に関しては前々から「この30年で起きる可能性は〜%」などとテレビのニュースなどでも言われているし、NHKのスペシャルあたりでも「MEGAQUAKE巨大地震」というタイトルで番組が制作されている。

 そして、富士山に関しても、富士山はれっきとした活火山(active volcano:最初「休火山」って書こうと思ったら、ヤフーの知恵袋に「休火山、死火山は現在は教科書から削除されているので注意」という解説文を見つけた)であり、噴火する可能性は十分にある。一番最後に噴火したのは1707年の宝永大噴火となる。

 まあ、「自然災害を心配していたらきりがない」というのも事実かもしれないが、最初から開催に賛成していた人は、おそらく「大丈夫、大丈夫、そんなものは起きるわけがない!」と思っていた人たちがほとんどだったはずで、「100%、起きない!」と断言できないのも事実である。こう書いていくと、ちょっと原発事故(nuclear power plant accident)のことを思い出さないでもない…。

 もちろん、すでに決定されたものを「ワシは最後の最後まで開催に抵抗していくぞ」というほど偏屈なジジイにはまだなっていない。決まった限りは、私個人でどのようなことができるかはよく分からないが、「やって良かった!」というものにしていかなければならないと思っている。