フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2016年 - 9月

 

9月15日(木) 「 人間、志があれば… 」

 

 先日の新聞に写真とともに「両腕のない卓球選手」の記事が載っていた。私は詳しくは読んでいず、写真だけを見て「へ〜、頑張っている人がいるんだ!」くらいに思った次第である。ときどき、両腕が不自由な人が、口や足を使って絵を描くのを見聞きしたりするが、卓球(table tennis)というのは初めて聞く。パラリンピックが開催されているということもあって、ネットなどでも少し取り上げられていたりしたのでちょっと調べてみた。

 「エジプト人のイブラヒム・ハマトさんで、御年43歳。子供の時の列車事故で両腕の肘から先を失った。今回のパラリンピックでは、1次リーグで世界ランク4位のデビッド・ウェザリル(David Wetherill、英国)、ドイツのトーマス・ラウ(Thomas Rau)の前に敗退したものの、43歳のハマトは充実感をみなぎらせていた。」とAFPのサイトには簡単に紹介文(introductory essay)が書いてあった。

 私は、「ずっと続けていた卓球を事故によって一度は断念したが、あきらめきれずに口を使って再開したんだろうな〜」と勝手に思っていたのだが、事故に遭ったのが子供の時なので、もしかしたら両腕を失って初めて卓球をやり始めた可能性も考えられる。

 まあ、いくら国を代表して参加しているといっても口にラケットをくわえて行うのであれば、「ピンポンに毛の生えたレベルに違いない」とこれも勝手に思っていたが、YouTubeで動画を検索してみると「ところがどっこい」であった。「いや〜、人間って、志があればなんでも成就できるもんだな〜」と改めて思い知らされた次第である。