フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2017年 - 6月

 

6月9日(金) 「 世の中には威勢のいいジジイがいるものである!(完)」

 

 私がスーパーの出入り口の扉を、その年配の男性(70代半ばくらい?)が立っている脇を通って、カゴを乗せたカートを押して中に入ろうとしたときのことだった。その年配の男性は右手に持っていたスーパーのカゴを、私が押していたカートに「ドン!」とぶつけてきて「ちょっと待ってろや。バガよろう!」と怒鳴りつけてきた。

 一瞬、「何が起きたのだろう?」と思ったが、すぐに状況が理解できた。私がその男性の脇を通ってスーパーに入ろうとしたとき、その男性は右手に持っていたカゴを少し振っていたのである。そして、その振った勢いで、自分の右手に持っているカゴを、正面の扉の横にあるカゴ置き場に積み重ねてあるカゴの一番上に乗せようとしていたのだ。

 結果的に、私はそれを邪魔した形になったことになる。それでカチンときたのだろう。私は私で、その年配の男性の動きがあまりにも緩慢であったため彼のやろうとしていることが全く分からなかった。よって「邪魔をしよう」などという意識は全くなかった。

 しかし、「バカやろう!」などと言われたのだが、全く怒る気にもなれず、思わず「このジジイ、威勢がいいな〜」と笑ってしまい、特に彼と会話を交わすこともなく店内にそのまま入った。ただ、あの緩慢な動きだとかなり筋肉量も減っているようで、威勢のよさも「口だけ」と言うことになってしまう。よって、「よ〜し、オレは口はともかく、肉体的な威勢のよさはちょっと頑張ってつけていくぞ!」と再認識している今日この頃である。