フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2017年 - 8月

 

8月28日(月) 「 卓球は敷居の低いスポーツである(完) 」

 

 2時間の卓球教室を終え、毎回顔を見る同じくらいの年の男性に声をかけてみた。

  私:「これからプライベートレッスンですか?」

 男性:「ええ…。」

  私:「いや〜、2時間の教室を終わった後に…、頑張りますね!」

 男性:「ええ…。実は卓球で命拾いしたんですよ!」

  私:「命拾い?」

 男性:「去年、心筋梗塞(もしかしたら「脳梗塞」だったかも…)になってしまって…。」

  私:「心筋梗塞 (cardiac infarction) に…?」

 男性:「ええ、それで医者からは「このままでは命にかかわる」と言われてしまって…。」

  私:「そうなんですか?」

 男性:「ええ、それで身体を動かすことを勧められて、卓球を始めたんです。」

  私:「へ〜」

 男性:「平日は仕事で無理ですが、土日だけここに来ていて今ではすっかり健康になりました。」

  私:「そうだったんですか?」

 もっと手軽に始められるエクササイズとしてウォーキングやジョギングなどがあるなか、なぜ卓球を選んだのかまでは聞けなかったが、おそらく手軽にゲーム感覚で楽しめるところが良かったのだろう。他のバトミントンやテニスに比べれば体力 (physical strength) もそれほど必要ないし関節への負担 (load) なども少ない。

 そういう意味では、特に年配の人に向いているスポーツだと思う。身体の前後左右の移動も少ないので転倒する可能性も他のスポーツよりは減り、場合によっては椅子に腰かけながらでも行うことができる。つまり、卓球は非常に敷居の低いスポーツである。