いつのことになるかわからないが、完全自動運転の車が市販されたとしても「自動運転の車は絶対に事故を起こさない」ということはあり得ない。物陰から歩行者が急に飛び出して来れば、当然、跳ねてしまう可能性はあり得るだろうし、交通ルールを無視して無謀な運転 (reckless driving) をしている自動車との衝突事故 (crush) だって十分に考えられる。

　ただ、現在販売されている自動ブレーキシステムが搭載されている車の事故率が減少しているように、「自動運転の車は人が運転する場合に比べれば確実に事故を減らしてくれる」と個人的には確信みたいなものがある。

　私個人は、現在、車は所有していないし、そのことによる不自由さは全く感じていない。もちろん、都内ではないにしても、東京在住で、「電車やバスでどこへでも行ける」というメリットは大きいし、普段の生活範囲が自転車で十分という狭さも大きく影響している。よって「所有しないで済むのであればそれに越したことはない」とは思っているが、自動運転の技術の進歩は少なからず期待するところではある。