フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 5月

 

5月24日(木) 「 弱肉強食 」

 

 先日、デスクワークをしていると窓の向こうからけたたましいカラスの鳴き声が聞こえてきた。「何事だ!?」と思って鳴き声のする方を見てみると、畑にいるカラスがすぐ横の公園の生垣 (hedge) に頭を突っ込んで何かを引っ張り出そうとしていたのである。

 「何をしているのだろう?」と見ていると、カラスが生垣から引っ張り出そうとしていたものが判明した。それはハトであった。もちろんまだ生きているので激しく抵抗している。でも、体の大きさの違いは明らかで、しかもカラスの方は2羽ときている。生垣から引っ張り出されてもしばらくは抵抗していたが、足を押さえつけられ大きなくちばしで激しく何回か突っつかれると、だんだんと動かなくなってしまった。

 個人的には、カラスがハトを襲うのを見たのはこれが2回目だったのでそれほど驚かなかったが、初めてみたときは「カラスがハトを襲って喰ってしまうのか!」とちょっと衝撃的 (shocking) であった。私には「カラス=人間の出したゴミをあさる」イメージが強かっただけになおさらであった。

 ややもすると「ハトがかわいそう…」となってしまいそうだが、カラスも生きていくのに必死なのだろう。(個人的には「ずる賢い」というイメージがあり、あまりそういうイメージはないが…)彼らに聞けば「俺ら、生きていくためには何でも食べますよ!最近は人間も賢くなってきて、なかなかゴミが手に入らなくなってきているので…。でも、あのアパートのゴミ置き場で食べた唐揚げがもう一度喰いて〜!」などという答えが返ってきそうである。

・ハトを襲う2羽のカラス

 写真は動画から起こしたのであまり鮮明ではない。襲撃事件 (attack) は動画で1分ほど撮っただけで、とても最後まで見届ける気にはなれなかった。2〜3時間後、再び現場を見てみるとハトは跡形もなく消えていた。いくら何でもカラスがハトの羽まで食べてしまうのは考えづらいので、農家の人が「こんなところで食い散らかしやがって!」と片付けたに違いない。