フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 6月

 

6月16日(土) 「 情けないったらありゃしない!( その10 ) 」

 

 【 4回目 】

 さて、最後の4回目だが、10数年前、まだ会社勤めをしているときのことである。会社の健康診断 (health examination) のために病院に行ったのだが、そこで記念すべき「4回目」となってしまった。当然のことながら血糖値 (blood sugar level) やコレステロール値などを見るために血液の採取もあったのだが、そこでは全く問題なかった。

 その健康診断で、人生で初めてバリウム検査をした。ちょっと記憶も曖昧なところがあるが、バリウムを飲むにあたって嘔吐を防ぐため?(または胃の活動を抑えるため?)に注射をしたのだが、それがマズかった。その注射は肩に打つ筋肉注射 (intramuscular injection) であった。筋肉への注射はあまり経験がなく、かといって特にそのことで緊張していたわけではないと思う。

 ただ、私の前に注射をした同僚が「いや〜、痛て〜、痛て〜。ものすごく痛かった!こんな痛い注射初めてだよ〜。」と注射を打った肩を押さえながら言うのである。私はそれを聞きながら「大袈裟だな〜。」なんて思いながらも「肩への筋肉注射ってそんなに痛いのか…?」と思ったのも事実で、表面上は平静を保っていたが、内心は不安にならざるを得なかった。

 そして、私の番が回ってきてシャツを肩までまくって「はい、ちょっとチクッとしますよ。」という医師の言葉に打たれる部分を薄めを開けて見ていたわけである。さて、その結果だが、もちろん針が皮膚に刺さった時はチクッとはしたがそれ以外はほとんど痛みはなく、「なんだよ、全然痛くなんかないじゃん!」と思ったのが正直なところであった。

 ただ、注射を終えて「楽勝!楽勝!」と思いながら待合室に戻り、イスに座って待っていると、だんだんと気分が悪くなり、最後にはしばらく横になって休む羽目になってしまったのである。全く「情けないったらありゃしない!」である。