四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記

 

 

イオンモール


 

 イオンモールは、プノンペンに行ったら是非訪れてみたいと思っていた。その存在は、「WBS」だったか「ガイアの夜明け」だったか忘れてしまったが、テレビでオープンした日の映像を流していて「へ〜、プノンペンにもこんな大型のモールができるようになったのか?!」と非常に気になっていた。

 まず、プノンペンのイオンモールについてちょっと調べてみた。以下はウィキペディアの解説文となる。

「2014年6月30日に正式オープンした。核店舗となるスーパー「イオンプノンペン店」と約190店舗の専門店[1](日本からの出店テナント49店舗)、国内最大のシネマコンプレックス、スケートリンク、約1,200席を擁するカンボジア最大のワールドフードコートやレストラン、ヘアーサロン、リラクゼーション施設、アフタースクール(ダンス、料理、英語、キッズジムなど)などで構成されるカンボジアで最大規模となる地上4階建てのショッピングモールである。」

 「平均年収.JP」というサイトによると、「カンボジアの労働者の平均月収は月給200ドル(約2万3000円)ほど」とのことである。それに対して、日本人の平均年収は414万なので、月収でみると34万5000円になる。両国の月収を単純比較するとすると、カンボジア人の月収は日本人の15分の1になる。

 下でも記しているが、イオンモールで売られているものは、たとえば、現地で作られているようなお寿司であったり弁当、または日系のベーカリーのパンなどの価格を見ると、そのほとんどは「日本で売られているものとあまり変わらないのでは?」か「多少は日本で売られているものよりは安いかな?」と言うものばかりである。また、食料品の中には、日本から輸入されて売られているものもあるので、その場合は、当然ながら輸送コストなどもかかり日本での価格よりは高くなるはずである。

 つまり、イオンモールで売られているものは、いくら平均所得が年々増えているとは言っても、一般の庶民からすれば、まだまだ「高くてそう簡単には買えない」というものばかりかもしれない。よって、小さな子供がいる家庭では「ね〜、ね〜、イオンモールでご飯が食べたい!」などとせがまれても、お父さんは、「今週はダメだけど、今度、お給料をもらったら行こう!」などと答えるケースもあるだろう。

 モール内には、お客さんが気軽に休憩ができるようにベンチやソファなどが置かれているのをよく目にするが、中には小さな子供を連れたご夫婦がソファに座って長いことくつろいでいる姿も何回か目にした。傍らには買ったものを入れたような手提げ袋はなかったので、もしかしたら「まだまだ買い物をする余裕はないけど、雰囲気だけを楽しみに来た」などというケースもあるかもしれない。それでも、私の気のせいかもしれないが、服装は「ちょっと気を使ってきた」という装いだったように思えた。

 ウィキペディアの「イオンモール」の解説のページでは、「カンボジアでは5店舗程度の展開を見込んでいる」という文章も見受けられた。まあ、2〜3年では無理だろうが、現在の経済成長が続けば、10年後にはまた違った買い物風景を見ることができるかもしれない。是非、この目で見比べてみたいのもである。

 

・ 西日を浴びるイオンモール

・ 駐輪場

 モールの専用駐輪場はほぼ満車状態であった。

・ ヤマハの二輪車販売店

 モールと同じ敷地にヤマハの二輪車の販売店があった。

・ 日系のベーカリー

 値段は日本で売っているものとだいたい同じようであった。美味しそうだったけど、高かったので買うのは止めた!

・ フードコート

 地下のフードコートはそこそこに賑わっていた。

・ 弁当コーナー

 矢印の「Grilled Salmon」弁当が3$なので、日本円で350円弱。日本で買うよりは少し安いかもしれない。

・ 寿司コーナー

 写真ほぼ中央の寿司セットが4.9$で、日本円で約570円となる。ほぼ日本で売られているものと同じ値段ではないのだろうか。

・ 握りずし

 どれもだいたい1個が0.5$となるので、58円ほどになる。個人的には、日本ではこの手の販売をあまり見かけないので、値段に関しては何とも言えない。ただ、日本で販売されている価格に比べて、少しは安いのではないだろうか。

 食料品売り場には日本で売られているお菓子やアイスクリームがそのまま並んでいる。

 おそらくベトナムほどではないと思われるが、カップ麺もけっこうの種類が売られている。1個58円ほどなので、日本で売られているものよりは安いはずである。

・ ゲームコーナー

 訪れた日はそれほど賑わってはいなかったが、日曜日や祭日には親子連れで込むに違いない。

・ ダイソー

 中には入らなかったがダイソーもプノンペンに進出していた。

・ ノジマ電気

 こちらも中には入らなかったが、売り場はそこそこの広さがあり、ほとんどの電化製品は揃っているように思えた。ただ、お客さんはまばらであった。

・ 吉野家

 実際に食べたわけではないのだが、牛丼が3.75$なので日本円で約435円となる。もう何年も日本の吉野家では食べていないので断言はできないが、「日本で食べる値段とそれほど変わらないのでは?」という感覚はある。