四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記

 

 

食 事


 

朝 食

昼食 / 夕食

 

 ベトナムのところでも書いているのだが、食事をするにあたっては、多くの人がそうであるように、それなりに美味しいものは食べたいとは思っている。ただ、食通でもグルメでもなく、「〜へ行ったら必ず…を食べたい」という意識はほとんどない。

 もちろん、「全くない」というわけではなく、「…が有名なのであれば、まあ、機会がれば食べてみるか」くらいの気持ちはあるが、それに対して労力をかけたいとは思わない。つまり、その食べ物のために遠くへ足を運んだり、お店の前で長い時間並びたいとは思わない。

 2〜3泊くらいの旅行であれば、「ちょっと贅沢しようか!」となるかもしれないが、今回の旅のように40日間もあると、「食事はなるべく安く済ませないと…」という意識が働く。よって、食事になるべくお金をかけないで済ませるのであれば、現地の人が普通に食べている食事になる。つまり、街中でよく見かけるような食堂を利用するか、コンビニがあるところではコンビニでおにぎりや弁当を買うというのも一つの手段となる。もちろん、屋台あたりを利用できればかなり安く済ませることができるが、衛生面ではやはり注意が必要となる。

 さて、今回、カンボジアのプノンペンに5日間滞在したわけだが、よくよく考えてみると、カンボジア料理なるものは1度も口にしていないような気がする。そもそもどいうものがカンボジア料理なのかがイメージができず、「ベトナム料理とそれほど変わらないのでは…」くらいにしか思っていない。

 そこで、インターネットで少し調べてみると、唯一「あれはカンボジア料理だったのか〜」というのがあり、それが「ボボー」と呼ばれるお粥である。宿の近くの食堂で昼食として食べたのだが、特にその時はカンボジア料理とは意識せず「中華料理かな?」くらいに思った次第である。おそらく、中華料理の影響はかなり受けているとは思うが…。

 あとは、プノンペンに着いた初日に宿で食べたチャーハンあたりも、もしかしたら「バーイーチャー」と呼ばれるカンボジア風のチャーハンあたりだった可能性も無きにしも非ずではある。ただ、チャーハンあたりは、東アジアから東南アジアにかけての国であればどこにでもあるだろうし、各国で多少味付けが違っていても、共通料理になりつつあるような気がする。

 では、プノンペン滞在中は何を食べたかと言うと…。

 

■ 朝 食 ■

 宿泊したグリーンパスチャーインでは朝食付きとなっていたので、朝は100%宿で食べた。そのほとんどは「トースト+目玉焼き」で、「フレンチトースト+スクランブルエッグ」の時もあったように記憶している。いずれにしても、フルーツとコーヒーは必ずついていて、私にはちょうど良い内容であった。

 

■ 昼食 / 夕食 ■

 私が宿泊した宿の近くには、いわゆるチェーン展開しているようなコンビニは1軒もなかった。観光客が宿泊しているホテルもそこそこあったし、住宅が密集した地域でもあったので「そこにないと言うことは、プノンペンにはまだ「コンビニ」と呼ばれるようなものはないのかな?」とも思ったのだが、インターネットで調べてみると、ベトナムほどではないにしてもコンビニは存在しているようである。「そういえば、トゥクトゥクで移動中に、少し大きめのガソリンスタンドにコンビニが併設されていたな〜」と思い出した次第である。

 まあ、近くにコンビニがなかったからと言って買い物に困ることもなかった。コンビニと同じくらいの規模の個人商店があったので、だいたいのものはそこでそろえることができた。パン類は販売されていたが、さすがにおにぎりや弁当類は販売されなかったので、そのような商店で昼食や夕食を買い求めることはなかった。

 そこで、その代わりによく利用したのが、徒歩で2分くらいのところにあった日本食堂である。ちょっと店名は聞き忘れてしまったのだが、オーナーは30代後半くらいの日本人の男性で、レストランの方はこの2月に開店したばかりとのこと。

 巻きずしを中心に、焼きそば、チャーハン、そして焼き鳥と各種飲み物を提供している。巻きずしは基本的には作り置きになるが、焼きそば、チャーハン、そして焼き鳥に関しては注文が入ってから調理することになる。(焼き鳥は、串に刺したものをフライパンで炒めているで、正確には「焼き」鳥ではないかもしれないが、が決して不味くはない)

 私は、いつも焼きそば、チャーハン、そして焼き鳥を注文し、そのほとんどはテイクアウトだった。寿司類は1回も注文しなかった。握りずしであれば注文したかもしれないが、巻きずしはあまり食べたいとも思わなかった。

 値段の方だが、これもちょっとうる覚えなのだが、焼きそばとチャーハンは6,000リエルだったと記憶している。米ドルで1.5$、日本円で約174円なので決して高くはないはずである。ご主人曰く、「現地の人は、例えば昼食だと、1食あたり1$くらいを支出するので、なんとかそれに近づけたくての価格設定にしている。」とのことであった。そして、こう付け加えた「カンボジアの場合、ほとんどの食材は輸入に頼っているので、安く抑えるのは大変です!」と…。

 巻きずしの方は400円以上はしていて、私が訪れたときは、欧米からの旅行者はよく注文していたような気がする。

 現地のスタッフは3人(男性2人、女性1人)ほどいるようで、みんな若く20歳前後くらいであった。オーナーはなるべく出費を抑えるために店舗の2階が住居になっているとのことである。

 まだまだオープンして間もないということもあるのだが、やはり料理の種類が少ないのは少しネックになっている気がする。そこで、「メニューは増やさないのですか?」と尋ねると「これからますます暑くなると聞いているので、冷やし中華(それとも、そうめんだったかな〜)をしようと思っているんです」との答えだった。頑張ってもらいたいものである。

 

・ よくテイクアウトした日本食レストラン

 まだオープンして間もないので店舗内も非常にきれいである。テーブルもちょっと小さ目だが、4人掛けのものが7〜8台くらいあったような気がする。お客さんがより多く来るようになれば、メニューも自然と増えていくに違いない。これからの発展を望むばかりである。さて、次に行けるのは何年後になるだろうか?

・ 店 内

 外国人受けするように店内は和の装いを醸し出している。

・ テイクアウトした焼きそばと焼き鳥

 焼きそばは、現地の従業員が作っていたのだが、初めて口に入れたとき「ん、日本のソースを使っているな!」というのがすぐに分かった。焼き鳥はフライパンで炒めた( or 温めた)ものになるが、違和感なく食べられた。写真は宿の部屋にて。

・ チャーハン

 チャーハンも、確か基本的な味付けは日本のソースベースだったはずである。まったく違和感なく食べられた。いや〜、毎日、暑い日が続くと昼間のビールがまた美味しんだ!宿の中庭にて。

・ イオンモールの「Japanese Restaurant Sakura」にて

 イオンモールには日本食を扱うレストランがいくつか入っていて、そのうちの「Japanese Restaurant Sakura」で食事をとったときの写真。確か、注文したのは「生姜焼き定食」だったように記憶している。そして、値段の方もうる覚えなのだが、500円まではしなかったのではないかと思っている。私が訪れたときは、お客さんは日本人と現地の人の割合は半分半分くらいだった。

・ Sesami Noodle Bar

 宿から歩いて6〜7分のところにあり、この旅に出発する前から気になっていたレストランなので行ってみた。洒落た感じのレストランで「Noodle Bar」とあるようにメインはラーメンのようである。ここでもちょっと「おバカ、爆発」してしまった。メニューに「green noodle with (/without) soup」というのがあり、私はそれを見て「ラーメンにわざわざスープを付けてもらうことなど必要ないんじゃん」と思って、「without soup」の方を選んだ。そうしたら、出てきたのは「汁なしラーメン」であった。普通のラーメンを食べたかったので、本当だったら「with soup」の方を注文しなければならなかったのである。まあ、それはそれでけっこう美味しかったが…。

 ⇒ おそらく私が注文したのと同じと思われるもの写真を掲載しているサイト