四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ミャンマーフィットネス紀行/日記

 

 

突然の腹痛、下痢、嘔吐 ( その3 )


 

 とりあえず、今回の胃の痛み、下痢、そして嘔吐の原因が「水、食事、そして気候が原因でしょう。」と言われ一安心したわけである。そして、医師から「下痢止めの注射を打ちますか?」と聞かれたので、「お願いします」とこたえた次第である。

 私が着ていた長袖のシャツの袖をめくり上げようとすると、「うつぶせになってください。」と指示されたので、「ヒップ?」と聞くとうなずいている。お尻に注射するのは何年ぶりだろうか?30歳のときに東南アジアを旅行するときに、B型肝炎とか狂犬病の予防接種をお尻にしたのはなんとなく記憶に残っている。しかし、それ以降は覚えがない。

 ただ、今回、「お尻に」と言われて少し抵抗はあった。それは、そばにいる女性の若い看護師さんに「お尻を見られて恥ずかしい!」というわけではない。多少、水便は小康状態を保ってはいたが、ほんのちょっと気を緩めただけでもいつ何時肛門から、大量にではないにしても水のような便が出てもおかしくない状態なので(ほんの少しではあるが、実際に1回宿で経験済み)、万が一のことを考えて、クリニックに来る前にトイレットペーパーをお尻に大量にはさんだ状態にしてきている。「ちょっとそれを見られるのは恥ずかしいな〜」とも一瞬思ったが、そのようなことを言っている状況ではない。私は、うつ伏せになるとベルトを緩めズボンとパンツを下げた。

 しばらくすると右でん部の側面に痛みが走り、一瞬でん部の筋肉がピクッと緊張したが、薬を挿入する時間はそれほど長く感じられなかったので痛み自体はそれほど長く続かなかった。その後だが、おそらく看護士だと思うのだが、注射したでん部をけっこう強い力で揉んでいるのである。「あれっ、肘でも使っているのかな?」と思うほどであった。

 「もうけっこうです」と医師から言われたので、パンツとズボンを上げ診察台から下り、再びイスに腰を掛けた。すると、医師の「あとは待合室で薬を出しますから、飲み方はよく聞いてください。お大事に。」という言葉にお礼を言い、診察室を出て待合室に向かった。薬を6種類ほど出されたが、飲み方の説明は、私をクリニックまで連れてきてくれた宿のスタッフが全て聞いてくれた。診察費用は20,400チャット(約1,650円)であった。

 宿に戻り、そのスタッフから薬の飲み方の説明を受けた。私をクリニックまで連れて行ってくれた宿のスタッフには労力をかけてしまったので、当然ながら「チップを渡さないと…」とは思ったのだが、宿に戻ると他のスタッフもかなりいたので「まあ、チェックアウトするときでいいか…」という感じで5階にある自分の部屋に戻ったのだが、途中の階段が辛かったこと辛かったこと。

 

・ クリニックで出された薬

 一つ一つの薬がどのような作用をするのかまでは説明は受けてはいないのだが、向かって1番左の白いパッケージに入ったものは経口補水液を作るためのものだと思われる。「1袋を1リットルの水に溶かして適宜飲むように」と言われた。いわゆる下痢や嘔吐で失われた水分を補うためのもので、味はちょっとショッパイ感じであった。

・ 診察手帳?とレシート

 せっかくもらって手帳だが、二度と使うことはないだろう…。