四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ミャンマーフィットネス紀行/日記

 

 

3月22日(水) : ヤンゴン到着


 

 3月22日(水)バンコクのドンムアン国際空港を飛び立った私のノックエアの機は約1時間15分ほどでミャンマーのヤンゴン国際空港に到着した。機から降りて入国審査に向かっていたとき、ちょっとした受付カウンターみたいなものがあり、すぐ横に証明写真などを撮る自動証明写真機が設置されていた。

 つまり、そこはビザの申請をするカウンターであった。事前の情報では「ミャンマーには必ずビザを取得してから入るように」とのことだったが、その辺の事情もいろいろと変わっているに違いない。まあ、事前に取っておくに越したことはない。

 入国審査も税関も特に問題なく、この旅で最も早く終わらせることができた。さて、完全に入国してしまうと、今までのどの国の空港でも同じなのだが、まず行わなければならないのは両替である。現地の通貨を手に入れないと、「ものを買う」や「乗物に乗る」など基本的なことができない。

 そこで、「え〜と、両替所は…」とちょっとキョロキョロしていると銀行系のものがあったので背負っていたバッグを下ろし、首から下げていた貴重品入れから1万円札とパスポートを出してブースの向こうに座っている係の人に渡した。

 その係の男性は私が差し出した1万円札を見て「ダメ、ダメ!」という感じで戻したのである。私は、「あれっ、ここは両替所ではなかったっけ?」ともう一度看板を確認してみたのだが、確かに「Exchange」と表示されている。
 よって、その係の男性に「Why?」とたずねると、「ドルかタイバーツのみ扱っている」との返事であった。これには「ビックリこいた!」である。今まで30カ国以上は訪れているが、空港の両替所で円が現地の通貨に両替できなかったことなど生まれて初めてだった。
 まだ、国交がない国なら理解も出来るが、日本とミャンマーの関係は問題ないはずである。ここ数年、日本からミャンマーへの経済投資は確実に増えていて、それに伴って、ビジネスおよび観光でミャンマーを訪れる日本人はかなり増えているはずである。

 その国の通貨である日本円が、一番両替が頻繁に行われる空の玄関口である国際空港でできないなんて全く思ってもみなかった。仕方がないので、たまたま使わずに持っていたドルを両替して、空港のタクシーで宿まで向かったが、「空港でできないなら街中の両替所も怪しいな〜」という不安は当然ながらあった。