四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

Bangkok Table Tennis Club(その2)


 

 アイムパークでしばらく時間を潰していると12時10分前になったので、通りを渡ってチュラロンコーン大学の門を入っていった。最初は、「セキュリティーチェックなど厳しいのかな?」と思っていたが、だれでも自由に出入りするような感じになっていた。

 卓球が行われる体育館も、門から歩いて2分くらいのところだし事前に場所はチェック済みなのでそれほど苦労することなく見つけることはできた。中には行ってみると、すでに4組くらいのペアーが台を使ってプレーを行っていた。そして、それを見学している人たちが4、5人ほどいたので、私はそのうちの一人の東洋系の男声に声をかけた。

  私:「初めてここに来たのだけれど、オーガナイザーのバズはどこにいますか?」

     ※「オーガナイザー」とは主催者のこと。

 男性:「え〜と、バズはまだ来ていないけど…。もうすぐ来ると思いますよ。」

  私:「そうですか…。」

 男性:「あれ?日本人ですか?」

  私:「ええ、そうです。えっ、あなたも日本人ですか?」

 男性:「そうですよ。」

 年齢的には60歳前後くらいであろうか、たまたま声をかけた人は日本人であったのでラッキーだった。私は彼に「どういう感じで始めたらいいのですか?」と聞くと、「もう適当に相手を見つけてやるんですよ」との返事で「じゃあ、やりますか?!」ということになった。

 ちょっと、名前は、聞いたかどうかも忘れてしまったのだが、仕事でバンコクに在住していて、ときどきは帰国しているとのことで、「この4月にも1度帰国しなければならない」と言っていた。住まいも「ここから歩いて行ける距離なんだ」と話していた。以前は平日も来てプレーしていたらしいが、最近はもっぱら土曜日だけに行っているとのことであった。

 彼とは30分もやったであろうか、汗もかなり出てきたので「ちょっと休みましょうか?」ということになり、体育館の壁に沿っておいてあるベンチに腰を下ろした。しばらく休んでいると、その男性が「もう一人日本人の女性が来ているよ」というのである。実は、参加者は「Bangkok Table Tennis Club」のmeetupのサイトで確認ができる。3、4日前に一度「何人くらい来るんだろう?」と確認してみたとき、日本人らしき女性の名前があったので「あ〜、日本人の女性が参加するんだ…」くらいに思っていた。

 それで、その男性が「あ〜、あの子、あの子」と指さしたので、その先を見ると、30歳過ぎくらいの小柄な女性が立っていた。男性は「〜さん、ちょっとこっちこっち」と言ってその女性を呼んでくれ、私を指さして「ちょっとこの人とやってあげてよ!」と声をかけてくれたので、苦労せず次の相手が見つかることとなった。

 さて、30分も彼女に相手をしてもらっただろうか、エアコンなどの空調設備のない体育館で行っていたので、私がかく汗の量は半端ではなく、もちろんこまめにタオルで拭いながら行っていたのだが、着ていたタンクトップのすっかり色が分かってしまい、それを見て彼女は「ちょっと休みましょうか?」と声をかけてくれた。私は彼女にお礼を言い、再び体育館の壁側に沿っておいてあるベンチに腰をかけた次第である。

 ベンチでしばら他の人たちのやっているのを見ながら一休みしていると、オーガナイザーのバスが現れたので、挨拶をしに彼のもとに歩み寄り参加費用の100バーツを支払った。そして、再びベンチに腰を下ろして少し彼と会話をする機会を持った。私が旅行者である旨は、もう日本にいるときから伝えて参加許可を得ている。

 年齢は聞いていないのだが、おそらく私と同年代だろう。イギリス人で、バンコクに住み始めて20年になるとのことである。「卓球以外に別の meetup も主催しているんだ」と言っていたので、「別のって?」と聞くと「美味いクラフトビールを探す meetup とか…」と言っていたので、彼の体型を見てしごく納得したわけである。しばらく会話をした後、彼が「じゃあ、ちょっとひと汗かくか!」と言ったので、「OK」と返事をし、再びラケットを持って空いている台に向かった。

 

・ チュラロンコーン大学

・ 卓球が行われた体育館

・ 自由にプレー

 みんな思い思いに相手を見つけてプレーをしていた。初めてだったので、最初に声をかけた男性が日本人であったのは非常に助かった。