四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

Bangkok Table Tennis Club ( その3 )


 

 あと、この日はオーガナイザーのバズがコーチを呼んでいた。ちょっと名前は忘れてしまったが、元タイの卓球のチャンピオン(18歳のとき)とのことで、卓球界ではちょっとした有名人であるようだ。現在の年齢は分からないが、20の半ばは過ぎているだろうからちょっと前のことになるだろうが…。

 この日の参加者は、一人10分ほどではあったが、彼から個人指導を受けた。もちろん、強制ではないので希望者ということになるが、ほとんどの人が受けていたように記憶している。私も、「せっかくだから…」ということで少し指導してもらった。

 また、この日はちょっとしたトラブルがあった。このチュラロンコーン大学の体育館には常に卓球台がセットされているようで、平日は夕方から、土日は終日、希望者に開放しているようである。利用料は時間に関係なく50バーツとのことである。

 つまり、その開放している時間を「Bangkok Table Tennis Club」が利用させてもらっているわけで、決して貸し切っているわけではない。よって、全然、「Bangkok Table Tennis Club」とは関係ない人が来て卓球台を使ってもオーガナイザーのバズはもちろん文句は言えないことになる。

 それで、この日は、どうも「Bangkok Table Tennis Club」の元メンバー2人が来てプレーをしていたらしい。別に、それはそれで利用料を払ってやっていれば、バスとしては全く文句が言える立場にはないわけだが、どうも彼らは「Bangkok Table Tennis Club」のメンバーに声をかけて一緒にプレーを始めたので、オーガナイザーのバズとしてはそれが気に入らなかったようだ。

 彼らに「うちのメンバーとは一緒にやらないでくれ!」と注意したみたいだが、「別に大したことじゃあないだろう!」くらいに言い返されたので、体育館内に響き渡るくらいの言い合いにまでエスカレートしてしまった。

 数分で何とか落ち着いたが、直接、言い合いに参加しなくても「楽しくプレーしてこそ卓球」なのであまり気持ちのいいものではない。「Bangkok Table Tennis Club」としての参加料は100バーツ、そうでなければ50バーツで利用できる。その差は50バーツで160円ほどとなる。まあ、とにかく少しでも出費を抑えたいということであれば、個人で体育館を利用するに越したことはないが、差額の50バーツは決して高いものではないはずだ。

 オーガナイザーのバズとしても用意するものもあるだろうし、今回、呼んだコーチにしても「お金を払って来てもらっているんだ」とバズは言っていた。それからmeetupの「Bangkok Table Tennis Club」のサイトにしても、登録者が一定の人数を超えると、meetupの運営会社に月々の支払いをしなければならないらしい。その金額は聞かなかったが、「オーガナイザーもなかなか大変だな〜」と思った次第で、50バーツなんて安いくらいである。

 3時間ほど滞在して汗びっしょりになった私は、バズに「今日は楽しかった。また、4月の第1土曜日に来るから」と別れを告げて体育館を後にした。ズボンまでびっしょりになってしまったので、帰りは宿までトゥクトゥクを利用した次第である。

 

・ コーチ 

 バズは「コーチは隔週でお願いしているんだ」と言っていた。球などは全てコーチの方で用意したようだ。