四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

ミャンマー大使館へ


 

 ミャンマーに行くにあたってはビザを取得しなければならない。出発前に日本のミャンマー大使館でも取得することはできたのだが、「バンコクでより簡単に取得できる」という情報を得たので日本で取得することはなかった。ラッキーにも、バンコクのミャンマー大使館は宿のマーヴィンスイートから歩いて行ける距離にあった。

 スマホと持っていればそれが地図代わりとなるので、「特に知らない土地で行動するのは便利なんだろうな〜」と言う思いはこの旅で感じたわけである。だからと言って、この旅のためにスマホをわざわざ手に入れる気にはなれず、「PCがあるから大丈夫だろう」と思っていた。

 ミャンマーの大使館の位置も、もちろん宿で確認済みであった。行き方はすごく単純で、宿の前の道をまっすぐ大通りの方に向かい、突き当りを左折すると通り沿いにあり、「Myanmar Embassy」という表示も出ていたので迷うことはなかった。

 ただ、敷地内に入るとどうも改装中のようで、作業員が何人かいるだけで、どう見てもビザの申請をするような雰囲気はなかった。私が「あれ〜、おかしいな…。ここのはずだけど…」とキョロキョロしていると、作業をしていた男性の一人が近づいてきて、「ここは違う!もっと通りをまっすぐ行ったところ」とジェスチャーで伝えてきた。本来なら「何か用ですか?」くらいに始まるのだろうが、きっと何人も私みたいに間違えて入って来た人をそうやって対応してきたのだろう。

 私は、敷地を出て大使館の西側の塀に沿った道をまっすぐ進んだがすぐに行き止まりとなり「どこにもそれらしきものはないじゃん!」という感じでもう一度戻って大使館の敷地に入ろうとすると、西洋人の男性がスマホを見ながら同じように私の後に続いてきた。

 私は、もう一度、作業員のところに行き「言われたように行ったけどなかった!」とジェスチャーで伝えると、その作業員は「そっちの通りじゃなくて、大通りだよ。まっすぐにいって、右に曲がったらあるよ!」と言われたので、その西洋人と一緒に向かった次第である。

 彼はフランス人で、奥さんは「大阪出身の日本人なんだ」と言っていた。そして、「彼女は今、大阪にいるんだけど。僕もこの旅が終わったら大阪に行くつもりさ」と続けた。そして、1分も歩かないうちに道沿いにそれらしき建物があったので入ろうとすると、扉の所にいた人に「ここはミャンマー人専用なんだ。外国人のための申請場所はもう少しいったところを 右折すると右手にある」と言われた。さすがにそこからは迷うことなく行くことができた。

 申請場所の建物に入ったところで、整理番号と申請用紙を渡された。そして、小さなテーブルが付いたイスに座り、申請用紙の所定事項を記入していたとき大変なことに気が付いてしまった。なんとパスポートをホテルに忘れてきてしまったのである。まったく「やれやれ」である。

 すぐに、荷物を手に取りホテルに戻るために来た道を戻ったのだが、途中で一瞬「明日にしようかな〜」と気持ちが萎えたのだが、日にち的にはそんなに余裕があるわけではなく早く取得するに越したことはないので、再びパスポートを手にして申請所に向かった。

 再び、新たな整理番号を受け取り、申請用紙に所定事項を記入して、窓口にパスポート、パスポートのコピー、そして写真(2枚)を申請費用とともに提出した。ビザを受け取る日は「当日」「翌日」そして「翌々日」の3つの選択肢があり自由に選ぶことができるが、それぞれ申請費用が異なる。当然ながら、私は最も申請費用の安い「翌々日」を選んだのだが、それでも1,600バーツ(約5,120円)ほどかかった。

 ビザの申請する場所はそこそこ込んでいて西洋人の他に日本人と思われる人の姿もちらほらと見られた。ミャンマーは初めてだけにちょっと楽しみである。

 ※ミャンマーの入国にあたっては「必ずビザを取得して」とあったのでバンコクで申請したわけだが、ヤンゴンの国際空港内にも申請するところがあり、しかもご丁寧に証明写真ボックスまで用意されていた。

・ VISA SECTION

 外国人のためのビザを申請する部門。お世辞にも「立派な建物」とは言えなかった。中に用意されていたイスなども破損しているものもけっこうあった。

・ レシート

 レシート兼引換券になるので、パスポートを受け取るときはこれをもって再び申請所に行かなければならない。

・ ビ ザ

 バスポートに貼られたビザ。私は観光ビザで申請したので滞在期間は28日までで、有効期限は約3か月となる。