四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

ワット・サケート ⇒ 王宮 ⇒ サパーン・タークシン駅


 

 ワット・サケートは本堂の方は見ないで「黄金の丘」だけを見学しただけで、王宮に向かった。距離的には2qちょっとだったので大したことはなかったのだが、炎天下を歩くのはやはりこたえる。王宮に近づくと警察の車両も非常に多く「何かあったのかな〜?」と思っていると、途中から一般車両は完全に通行止めとなっていた。そして、喪服に身を包んだ人(主に女性だったように記憶している)がぞくぞくと王宮の方に向かっていくのである。想像するに、去年の国王の死去(プミポン国王、2016年10月13日、享年88歳)に関係する何か行事があったに違いない。

 「雰囲気的に王宮は見学はちょっと怪しいな?」と少し不安だったが、観光客も王宮の方に向かっているので「とりあえず行ってみるか」と歩みを進めた。途中で警察によるセキュリティーチェックがあり、バッグとパスポートをチェックされた。(私はパスポートのコピーしか持っていなかったが、それでも問題はなかった)

 そのセキュリティーチェックポイントで私の荷物を検査した警察官が私のパスポートのコピーを見ながら「日本から来たんですか?え〜と、何て言ったかな〜?あのマンガ…。そうそうドラエモンだ。あのマンガ好きなんだよね〜。」と話しかけてきたので、あまり興味はなかったが無視するのも悪かったので、「日本でも人気があるマンガですよ。面白いですよね〜。」と適当に答えた次第である。

 さて、王宮の入り口まで向かうと、ものすごい人なのである。一瞬「どうしようかな〜」とも思ったが、「せっかく歩いて来たので…」と思って中に入ったが、当然のごとく中も観光客であふれていた。とてもゆっくりと見学できるような状態ではなかったので、適当に回って出てきてしまった。

 王宮から出て、王宮の横の大通りを歩いていた時のことである。前方、50mほどのところにセーラー服を着た日本人の学生と思われるグループで歩いてこっちに向かって来るのが分かった。すぐに「修学旅行なんだろうな〜。最近の修学旅行は海外にも行くらしいし…」と思ったくらいで、特に興味を持ってそのグループを見ていたわけではなかった。

 すると、近くで警備にあたってはいたが、何もすることもなく暇そうにテントの中でおしゃべりをしていた警察官の一人がそのグループの存在に気付いて何やら仲間に大声で声をかけたのである。すると、声をかけられた警察官はみんなその声をかけた警察官のところに集まり「オーッ!」という感じでみんなテントから身を乗り出してその日本人のセーラー服の女子高校の一行をガン見していた。きっと、最初にその女子高生のグループに気が付いた警察官は「おい、おい、みんな見ろよ!あれが噂に聞いた日本のセーラー服を着た女子高生だぞ!」とでも仲間に声をかけたに違いない。なんとなくその光景が滑稽であったので印象に残っている。

 さて、王宮からの帰りだが、ボートでチャオプラヤ川を下りスカイトレイン(BTS)のサパーン・タークシンまで行けるということが分かったのでそのボートを利用した。チャオプラヤ川自体はそれほどきれいな川ではないのだが、炎天下、ボートで川を下るのはなかなか気持ちが良かった。「最初から分かっていれば行きもボートを利用したのに…」と思った次第である。

・ ジャイアントスイング

 ワット・スタットに所属するもので、「大きな鳥居だな〜。でも、なんでこんなところに鳥居があるのだろう」とちょっと疑問に思ったので調べてみた。以下は、ウェブサイトの「Wise DIGITAL」にあった解説文となる。

「実は「サオ・チン・チャー(ジャイアント・スイング)」と言われる巨大なブランコ。

その昔、「トリーヤムパワーイ」と呼ばれるヒンズー教の儀式で使われ、同教の最高神シヴァをバラモン(最高位の僧)がブランコにまたがることで、歓迎お祝いしたそうです。ただ、落下事故が相次いだことでラマ7世時代に中止されました。2006年には、一度儀式復活のためにブランコは修復されたものの、実現しませんでした。」

 あと、「鳥居って日本独特なもなのでは?」と思っていたのだが、どうもいろいろと説があるようである。以下は「ウィキペディア」の解説文の要約となる。

「鳥居の起源については諸説あり、考古学的起源についてはっきりしたことは分かっていない。

 ・冠木門(日本)説 ・トーラナ(インド仏教)説 ・牌楼(中国)説 ・紅箭門(朝鮮)説」

・ 運 河

 バンコクには運河が多く、場所によってはボートなどが運行していて庶民の足となっている。下の写真の運河はワット・サケートからすぐのところにあるもので、特別変わったところもないのだが、例のミズオオトカゲが泳いでいるのを発見してしまった。

 

 

 

・ 仏具街?

 ワット・サケートから王宮に向かって歩いていると、通りの両側に仏具を扱っている商店が立ち並ぶところがある。中には下の写真のようにかなり大きな仏像を展示している商店もあるのだが、「こんな大きなもの、だれが買うのだろう?」という気がしないでもない。

・ ピンクの象

 王宮のすぐ横の交差点にある3頭のピンクの象の像。「前回来た時、こんなものあったかな〜?」と思って調べてみると、2012年?にプンポン国王の84歳の誕生日を記念して建てられたようである。

・ ワット・プラケオ

 ろくに調べもしないで訪れているので、王宮がある地域一帯を「王宮」とひとくくりにしてしまっているが、敷地内にはほかにもいろいろと建造物があるようである。その代表として、ワット・プラケオがある。下の写真の中央に見えるのが、ワット・プラケオの「黄金の仏塔」になる。

・ ワット・プラケオ(本堂)

・ 仏 塔?

 ワット・プラケオの敷地の東側に並ぶように建てられたもの。

・ プラモンドップ

 法典が収められている場所とのこと。

・ 王 宮

 お待たせいたしました。やっと王宮の登場です。ワット・プラケオの各建物に比べると、まあ、当然といえば当然かもしれないが、目立たない建物なのでつい通り過ぎてしまいそうだ。

・ 埠 頭

 王宮から少し歩いた埠頭から舟に乗ってスカイトレイン(BTS)のサパーン・タークシン駅まで移動した。

・ 埠頭からの景色

 チャオプラヤ川沿岸には写真のような「こんな基礎の杭打ちで大丈夫なのだろうか?」と思われるような家屋が建てられている。「こういう家屋もちゃんと登記されているのだろうか?」と思ってしまうが、まあ、私が気にすることではないか…。

・ ボート内部

 ボートはそこそこ大きく、100人以上は乗船できる。