四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

こんなものを購入した : エアーベッド


 

 エアーベッド(メーカーによって名称はいくつかある模様)の存在を知ったのはYouTubeへの投稿動画だった。ポンプなど必要なく簡単に膨らますことができ、身体を横たえるベッドになり、陸上の上やプールなどにも浮かせて使うことができる。

 動画を最初見たとき「これは便利だな〜。いろいろと使えそうだ!いくらくらいするのだろう?」と思い、投稿元のサイトを訪問してみると、私の記憶違いでなければ、なんと2万円近いのである。さすがに「高っけ〜!」となり、間違っても「どうしようかな〜?」と言う気にもなれなかった。

 なぜかその時は「アマゾンでも販売しているだろうか?」という発想は一切なく、アマゾンのサイトでチェックすることは全くしなかった次第である。それで、しばらくその存在は忘れていたのだが、今回、バンコクのバンティッププラザに行ったときに何と2ヶ所で販売していたのである。

 そのうちの1ヶ所は入口を入ったすぐの店舗で価格は950バーツ(約3,040円)となっていた。 そして、もう一ヶ所は2階にある店舗で660バーツ(約2,112円)であった。私は、最初、同じ商品を違う値段で販売しているものかとばかり思っていた。

 つまり、1階の入り口近くの店舗は、目立つところで販売しているので価格を高めに設定しているのかとばかり思っていたが、どうもモノが違うようであった。パッと見は形状がほとんど同じで分からないのだが、ちょっとしたものを入れるポケットが付いていたりとか細かい部分で少し異なっていた。

 いつもなら、生まれつき貧乏性の私は迷わず安い方を選ぶのだが、「安くてもすぐ空気が抜けるようであれば使い物にならないしな〜」ということで、ちょっと1階の店舗の方に行って話を聞いてみた。まず、空気が入れた状態でフロアに置かれているエアーベッドを手で押したりしていると、店員が声をかけてきた。

 店員 : 「もしよかったら上に横になってみてください。気持ちいいですよ!」

  私 : 「そうですか。2階でもっと安く売っていたけど…。」

 店員 : 「いや〜、全然モノが違いますよ。これは240`の重さまで耐えられます。」

  私 : 「240`ね…。」

 店員 : 「そうです。大人3人が座れます。そして、空気の抜けも1日で20%以内です。」

  私 : 「そう。抜けることは抜けるんだ。」

 店員 : 「ええ、それは避けられないですね。その代り、空気を入れるのは簡単です。」

  私 : 「簡単ね〜。」

 店員 : 「あと、1週間の保証期間を設けています。」

  私 : 「保証期間ね〜。ちょっとどうやって空気を入れるのか見たいのですが…。」

 店員 : 「分かりました。」

 私と会話をしたのは男性の店員であったが、女性スタッフに「ちょっと見せてあげて!」という感じで指示を出し、全く空気が入っていない丸まった状態になっているものを袋から取り出してフロアの上に広げた。構造はいたって簡単で、まあ、袋状になっている。そして、「口」にあたる部分には、がま口の財布のように止め金具(もしかしたら樹脂かもしれない)がついている。

 その女性は、その止め金具の部分を開き、それぞれ上下の金具を片手で持った。そして、ちょっと膝の関節を曲げて、腕を右から左に大きく振って中に空気を入れて止め金具の口を閉じた。ちょっとそれだけでは空気は足りなそうにもなかったが、先端の止め金具の部分を何重かに丸めてベッド自体を小さくして空気を圧縮していくと、全体がけっこうパンパンになったベッド状の風船ができて、最後に止め金具の尖端同士を合わせて固定して終了した。

 実は、そのデモンストレーションをした女性スタッフもあまり慣れていないようで、最初の2回くらいは十分な空気が入らずやり直したので、ちょっと「慣れ」は必要かもしれないが、「まあ、2〜3回もやれば慣れるかな〜」くらいの感覚はあった。

 まあ、結果としては50バーツ値切って一つ購入したわけである。夏とか海にでも行くようであれば「ビーチで寝転んで身体でも焼くか!」となってもいいし、山であればその上でゆっくりと森林浴を楽しんでもよい。ただ、とりあえず今回の旅行で10年分くらいはバカンスをしてきたので、しばらくはどこにも行く予定がない。よって、「全く使用せずに押し入れの中に入れっぱなし」という可能性が無きにしも非ずではある。

 

 シュラフよりは2周りほど小さく、重さは1,050gほど。

 バッグから出したところ。

 バックルを外したところ。

 広げてみた。

 気室は左右の2つに分かれている。

 2つある気室の1つ。

 空気を入れて、バックルを閉じた状態。

 レジャーなどにはいいかもしれない。空気を入れるにはちょっとコツを要する。