四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

2月23日(木): 羽田空港へ


  

 ・ 羽田空港へ

 ・ 両 替

 ・ 暇つぶし

 

■ 羽田空港へ ■

 今日、木曜日はその週のフィットネス最終日である。つまり、通常なら土曜日から5日間続けて運動をして疲れ切った身体に「明日は金曜日でフィットネスは休養日なので、今日は最後のひと踏ん張りだ!」と最後のムチを入れる日なっている。

 ただ、今回の旅行の出発便が金曜日の早朝の1時半で、その3時間前には羽田に到着したい。まあ、いつもよりも早い時間にフィットネスクラブに行けば、少し汗を流して羽田に向かえないこともなかったのだが、「安全性を考慮して」という言い方も少し大げさだが、「まあ、無理をすることもないかっ」という感じで今回のフィットネスはパスした次第である。

 自宅の最寄のバス停から9時10分のバスに乗り、JR中央線、東京モノレールと乗り継いで羽田空港国際線ターミナルに到着したのは10時40分ごろ。所要時間は1時間半だったので順調そのものであった。到着するとすぐに今回利用するフィリピン航空のチェックインカウンターに向かったのだが、すでにかなり長い列を成していた。
「なんだよ〜。しょっぱなからこれか〜」とブツブツ言いながその列の最後尾につき、結局、チェックインを終えるのに50分を要してしまった。

 

■ 両 替 ■

 私の便の出発予定時刻は1時30分で、その1時間前の0時30分までには搭乗手続きのカウンター前のフロアには行きたい。チェックインの手続きを終えた時間が11時半くらいだったので、1時間ほど時間をつぶさなければならなかった。 そこで、まずは予定していたとおりに両替をすることにした。日本円を次の2種類の貨幣に両替をした。
・2万円を米ドルに
 東南アジアであれば日本円はどこでも現地通貨に両替できる。よって、わざわざ米ドルに両替をする必要はないのだが、「カンボジアでは、米ドルが現地通貨のリエルよりも信用されている」という情報を得たので、「念のために少し替えておくか」ということになった。銀行系の両替所で2万円を出したが、1ドル単位の紙幣のみでの両替だったので、結果的にはキリの良い19,965円を両替して、35円は日本円で戻された。
 19,965円 ⇒ 172ドル  1ドルは約116円
・1万200円をベトナムドンに
 最初の訪問国であるベトナムに到着してから両替してもまったく問題ないのだが、日本で両替した場合と現地で両替した場合ではどのくらいの差があるのかをみてみたかった。まあ、差だけを調べるのであればレートを控えておいて後で計算すればわかるわけである。そこが私の「おバカ」たるゆえんである、私の場合は、実際に両替をし、その両替をしたお札を数えてみないと実感ができない。
 羽田空港では24時間両替をしている金融機関がいくつかあるが、さすがにベトナムドン(VTD)を扱っているところは少なく、出国の手続きをする前にいくつかの金融機関の両替所に行ってみたのだがどこも扱っていなかった。

 よって、「別に現地についてからでもいいか…」と諦めていたが、搭乗ロビーに向かっていると扱っている両替所があったので両替をした。1万円を出して「ベトナムドンにお願いします!」と告げると「あと200円ほど出していただければちょうどキリよく両替できますが」というので、小銭入れから200円を出して渡した。
 10,200円 ⇒ 1,700,000ドン

 

■ 暇つぶし ■

 羽田空港へは自宅から1時間半くらいで来れるので、「ものすごく遠い」という距離でもない。ただ、なかなか来る機会がなく「何十年ぶりに来たのだろう?」という気がしないでもない。成田国際空港(1978年5月開港)が完成していた私が大学生だったときも、羽田空港から海外に行く便があったことはあったが、私の認識不足でなければ、そのほとんどはチャーター便だったはずである。よって、私には「羽田空港=国内線」というイメージが強い。そして、記憶違いでなければ、私が国内線に乗ったのは3回だけで、しかも羽田空港を利用したのは1回だけとなる。

 その唯一の1回が、小学生の時に大阪万博を見に行くために利用した羽田から大阪までの便であった。まあ、それ以外に3回ほど羽田を訪れた記憶がる。1回目は高校卒業時(成田国際空港ができる前)に近所の友達がアメリカに留学するということで見送りに、そして2回目は、大学生の時に友人が帰省するというので見送りに、最後の3回目は、30歳の時、大阪から友人が遊びに来るというので迎えに行っている。おそらくそれが羽田空港に行ったのが最後になるはずである。つまり、今回、27年振りに羽田空港を訪れたことになる。

 最近の羽田空港は、国際線の枠もかなり増えていると聞いているし、確かLCC専用のターミナル?も建設されたようなニュースを耳にしている。つまり、一昔前に比べるとかなりその様子は変わっているはずである。そこで時間も多少あったのでちょっとブラブラしてみた。

・ 雛人形

 3月も近いということでお雛様が飾られていた。個人的には、あまり、雛壇に飾られた雛人形をまじまじと見た記憶がない。ちょっと距離はあったが、しばし足を止めて見入ってしまった。

・ 免税店

 夜遅い時間ではあったが、国際線のロビーということで免税店はほとんど営業していたような気がする。どこの空港でもそうだが、化粧品売り場はいろいろな香りに包まれて、ちょっと頭がクラクラするほどである。

・ 江戸小路

 江戸の街並みを意識したようなレストラン街?だと思うのだが、夜遅い時間で、まだ出国の手続きを済ませる前のロビーにあったため、営業しているところは1軒もなかったような気がする。ただ、以下のように解説しているサイトもある。

「お客様の声にこたえて、営業時間を延長したり、24時間営業のレストランやショップも少しづつ増えていっています。」

・ 営業はしていなくても…。

 上のレストラン街の一角には、営業はしていなくても「ご自由におくつろぎください」と場所だけを提供しているところもあった。

・ 搭乗ロビー

 夜遅い時間ではあったが、搭乗ロビーでは営業している店舗もけっこう多い。

・ ご自由に…

 スマホやタブレット端末の急速な普及で、搭乗ロビーには充電できるところがいたるところにあり「現在はこうなっているんだ〜!」とちょっと驚いてしまった。10年前(もちろん成田だが)には見られなかった光景である。

・ 展望デッキ

 まだ3月前なので寒くはあったが、ちょっと空港の展望デッキに出てみた。久し振りの海外旅行で少し興奮気味の身体には、外気の寒さは短時間であればちょっと心地よいほどではあった。         

 さて、なんやかんやしていると時間となり搭乗手続きを済ませ機に乗り込んだ。そして、予定よりも10分ほど遅れて私を乗せたフィリピン航空の飛行機は羽田空港を離陸した。10年振りの飛行機だったので「こんなに勢いよく加速したっけ?」というようなところも無きにしも非ずであったが、かといって特に緊張するようなこともなかった。
 羽田空港の滑走路の誘導灯が、飛行機が高度をグングンを上げていくごとに遠く小さくなっていった。高度を上げている間はしばらくは揺れが続いたが、2〜3分も経つと予定の高度に達したのか水平飛行に移り揺れは収まった。機長から気象状況なども特に問題がないというアナウンスが流れると、私を乗せた機は一路マニラへと機首を向けたのである。