四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

やっぱり来たか!( ロータスクリニック )


  

 今の下痢状態が続けば、これからまだまだ続く旅も快適に過ごせない可能性は十分に考えられる。そこで、スケッチトラベルに置いてあった名詞のロータス・クリニックに「ちょっと診てもらうか!」と宿からタクシーで向かった。クリニックのウェブサイトもあったので出かける前にのぞいてみたのだが、今年できたばかりのようで、レントゲン室などもあり健康診断などもできるようになっていてそこそこの規模のようであった。
 サイトには「旅行保険のキャッシュレス対応」という文言があり、それが本当だとすれば、「渡航先で現金で治療費を支払っておいて、帰国後に保険会社に請求する」という面倒くさい作業をしなくても済むことになり非常に助かる。
 クリニックは、「日本人街」と呼ばれるレタントン通りに面して建てられたビルの3階にあった。ガラスのドアを開けるとすぐ受付があり、「旅行者だけどお腹の調子が悪いので診てもらいたいのだけれど…」と伝えると、日本語を解するベトナム人の受付の女性が「初めてですね。じゃあ、この問診表に記入してください。それから、保険証とパスポートをお願いします」と言って問診表を差し出してきた。
 もちろん国内で入った旅行保険の保険証は持参したが、パスポートはホテルに預けていてコピーならある旨を告げると、「それでも大丈夫です」ということだったの助かった。
 私は、受付の前に置かれた長イスに座って問診表を記入しながらちらちらとあたりを伺ったのだが、4〜5人ほど診察の順番を待っている患者さんは全て日本人のようで、そのほとんどは現地在住の人のようであった。中には薬だけをもらいに来た人もいたようである。
 問診表のために体温も測ったのだが、36.8度だったので「平熱よりも気持ち高いかな〜」という感じはあったが、デジタルの温度計の誤差も多少あるだろうしたいした問題ではない。問診表を書き終えて提出すると、今度は「保険会社に申請する書類も書いてほしい」と言われた。
 その保険会社に提出する書類の「症状」のところに「腹痛・喉の痛み」と書いて受付の女性に手渡すと、「1つつの症状につき1枚です」と言われ、結局、書類は2枚書くことになってしまった。まあ、たいした手間ではなかったが…。
 全ての書類を書き終えて20分ほどして診察室の前で待つように指示され、2〜3分もするとすぐに診察室
に通された。ちょっと名前は忘れてしまったが、30代半ばくらいの日本人の男性医師で、いろいろと悩んでいる症状を伝えると、それに対する薬を処方する旨を告げられ診察は5分もかからずに終わった。
 まあ、腹痛に関しては、ベトナムを訪れる旅行者のみならず現地在住の人にもありがちな症状だろうし、喉の痛みも、素人の私から見ても明らかに風邪の初期症状のような感じである。知識のある医師からすれば「いったい原因は何だろう?」などと首をひねるようなものではなかったはずである。
 診察を終えて5分くらい待合室で待っていると名前を呼ばれ処方された薬を渡されたのだが、これが結構な量で「こんなに飲まなければならないのか」とちょっと溜め息が出てしまった。今までの経験からして、医者から処方される薬をまともに飲んだことはないのだが、「今回はしっかり飲まないとな〜」とは思った次第である。


・ 処方された薬

 下痢止めのメインは向かって右上段のブルーの「smecta」という薬。「抗生物質なのかな?」と思っていたらどうも違うようである。ブログ「HAIFUKIYA DRUG STORE JR四ツ谷駅前」では以下のように説明している。

「地中海原産のスメクタイト(天然ケイ酸アルミニウム)が、腸内でウィルスや細菌などの原因物質を吸着・ 除去することで下痢や食あたり・水あたりに効果をあらわします。ヨーロッパでは、週に1回くらい下痢でない時にも腸を綺麗にするためにのむという使い方をすることもあるそうです。」

 その他、整腸剤、胃の粘膜を保護する薬、咳止めなどを処方してもらった。

・ 診察券

 診察券も渡されたが、二度と訪れることはないであろう。まあ、記念として取っておこうと思う。