四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

食 事 : 大阪王将


 

 海外旅行をしていると、いくら現地の料理がおいしくても、3日〜4日に一度は「日本食が食べたい!」となってくる。ベトナムでは、いくらフォーが安くて食べやすくても「ラーメンが食べたい!」とか「餃子もプラスしたい!」などとなってくるのは日本人として生を受けた運命というものである。そこで、かねてから「ホーチミン滞在中に1回は行ってみたい」と思っていた「大阪王将」に向かった。

 個人的には、「餃子の王将」というのは聞いたこともあるし、実際にラーメンと餃子のセットを食べたことがあるのだが、大阪王将というのは初めて聞く名称であった。そこでちょっと調べてみたら一応「餃子の専門店」のようであるが、それ以外にも中華そばや焼きそばなどの麺類、チンジャオロースやレバニラ炒めなどの炒めた料理、そして麻婆豆腐などの煮込んだ料理や各種サラダなど中華料理全般を提供しているようである。

 店舗数だが、平成238年現在の総店舗数はよく分からないが、平成23年の12月の時点で300店舗を達成しているようだ。また、国内のみならず海外への出店にも力を入れているようで、ベトナム(3店舗)のみならず、台湾(3店舗)、シンガポール(18店舗)、香港(4店舗)、フィリピン(3店舗)、中国(3店舗)、ミャンマー(3店舗)、そしてタイ(2店舗)に店舗を構えている。

 さて、ベトナムに3店舗ある大阪王将だが、私が最初に行ったのは戦争証跡博物館よりも北にあるファンシンロン店になる。私の記憶違い出なければ、金曜日の夜だったはずである。格子状の引き戸を開け店内に1歩足を踏み入れると「いらっしゃいませ!」という元気の良い声が店内に響いた。

 対応してくれた女性店員に1人である旨を伝えると2人掛けのテーブル席に通され、席に腰を下ろすと、その店員はニコッと笑ってメニューを差し出し厨房の方へ戻っていった。私は渡されたメニューを繰りながら「どんなお客さんが来ているのだろう?」と周りをチラチラと見たのだが、そのほとんどはベトナム人のような感じであった。店舗名からして「日本人が多いんだろうな〜」と思っていただけに予想外であった。

 来る前から「ラーメンが食べたい!」と思っていたので、メニューも、ラーメンの写真が掲載されているところを「どれにしようかな〜」と見ていると、餃子(3ピース)とセット(89,000ドンなので445円ほど)になった醤油ラーメンがあったのでそれを注文した。

 味の方は、全く問題なく食べられる味になっていて、前述したように、日本では大阪王将のラーメンや餃子は食べたことがないので確かなことは言えないのだが、「もしかしたら日本の味付けをそのまま出しているのでは…」と思えるほどであった。

 ただ、コンビニ弁当を食べたときにも感じたのだが、量的には日本で食べるものよりは少し少な目(10%〜15%)な感じがした。それから、非常に残念だったのはビールが高いのである。記憶違いでなければ、ハイネケンとサッポロビールの缶(330ml?)の2種類のみの販売だけだったと思うが、ともに35,000ドン(日本円で約175円ほど)だったと思う。「ビールがないと夕食の味が半減する」というビール党にしてみれば、「この価格設定はないんじゃない!」というのが正直なところであった。

 ⇒ 大阪王将のメニューの一部の写真を掲載しているサイト