四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

ホアンホアタム市場


 

 宿の近く散策していると、通りの向こう側に市場らしきところがあったので「ちょっとのぞいてみるかっ!」ということで通りを渡った次第である。

 その市場の名前は「ホアンホアタム市場」、市の中心から6〜7qほど離れていて、周りには観光名所なるものは一切ないので、訪れる人はほとんどが地元の人となる。よって、市場内を歩いていても、ベンタ(イ)ン市場のように日本語で「お土産にどうですか?」とか「安いですよ!」などと声をかけられるようなこともない。(まあ、お土産にするようなものは一切扱っていなかったと思う。強いて言うと、コーヒー豆を扱った店があったような気がしないでもないが…)

 衣料品を扱うお店も何店舗かあったようだが、そのほとんどは普段の生活の食卓に並ぶような生鮮食品を扱うお店が中心で、その他として花卉類や乾物、そして日用雑貨を扱うお店であった。現地の人の生活の一部を垣間見たいのであれば、このようなガイドブックなどにも載っていないような市場がお勧めである。

・市場入口

 ベンタ(イ)ン市場やタンビン市場のように、市場のメインとなる大きな建物はない。よって、ややもすると見過ごしてしまいそうな市場ではあるが、こういう市場こそ地元の人々の生活を感じることができる。

・豊富な貝類

 15年前に初めてホーチミンを訪れたとき、宿のすぐ前に貝を扱った屋台が出ていて、よくアサリの煮込んだものを食べたが、これがなかなかの美味でしかも安かったのが記憶に鮮明に残っていた。(どの辺の宿に泊まったかなどすっかり忘れてしまったが…)

 よって今回も、出発前には「もう一度食べたい!」と思っていたのだが、結果としては一度も口にすることがなかった。宿の近くにも、夜、露店で貝類を扱っているところはあったのだが、あまり美味しそうな感じではなかった。また、途中からお腹の調子をおかしくしてしまったのもその理由の一つである。

・鮮度抜群?

 さばいた鶏肉や魚を扱う店もたくさんあったのだが、下の写真のように生きたものをそのまま販売している店も見受けられた。「さばいたものを買っていった方が、あとあとさばく手間が省けるのでは…」などと思ってしまうが、生きたものを買っていく場合は、しばらく自宅の庭とか水槽でそのまま生かしておくに違いない。そして、必要な時にさばいて食卓に乗せるのである。その方が鮮度抜群である。