四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 まずは航空券を購入しないと…:ホーチミン ⇒ プノンペン 」


 さて、航空券を購入していないベトナムのホーチミンからカンボジアのプノンペンへの移動なのだが、グーグルマップあたりで見てみるとそんなに距離も離れていなさそうなので「陸路でもいいのでは?」と思いちょっと調べてみた。

 すると、距離的には約250`で、いくつかのバス会社で「ホーチミン⇔プノンペン」間のバスの運行を行っているようである。距離的にはそれほどでもないが、両都市間には高速道路というものが存在していないので、所要時間は約6時間(道路状況にもよる)以上かかってしまう。しかし、運賃は10$とお手頃であった。

 「陸路でしか味わえない景色もきっとあるに違いない」と思ってもみたのだが、もう人生の2/3くらいは「腰痛」という切っても切れない縁の友と一緒に過ごしてきている私にしてみれば、6時間も座っていたら「きっと腰も痛くなるだろうな〜」と言う一抹の不安はぬぐい切れなかった。

 プラスして、まあ、心配しているときりがないのだろうが、東南アジア方面を旅行していると「必ず」といってよいほど「下痢ピー」に襲われるので、「バスの中で襲われたら最悪だ!」という最悪の状況をどうしても想像してしまうのである。

 よって、「少しくらい料金がかかっても飛行機の方が無難かな?」という思いも芽生えはじめ、skyscannerで検索をかけてみることにした。以下が航空運賃が安い順に表示されたトップ5となり、そのすべてが1回の乗り換えを要する便となる。

航空会社
経由地
所要時間
運賃
1
マレーシア航空
クアラルンプール
14時間55分
13,453円
2
ジェットスター
シンガポール
12時間20分
13,629円
3
ジェットスター
シンガポール
10時間35分
13,867円
4
ジェットスター
シンガポール
7時間15分
14,481円
5
マレーシア航空
クアラルンプール
6時間30分
15,021円

 

 ちなみに、直行便で最も運賃が安い会社ががカタール航空で18,870円となる。所要時間は50分ほどだ。最初は「13,000円から14,000円くらいであれば飛行機にしよう」と思ったのだが、結論から言うと、結局、航空券は予約をせず「陸路で少し景色でも楽しみながら行くかっ!」ということになった。理由は…。

所要時間が長すぎる

 トップ5のものは最短でもマレーシアのクアラルンプール経由の6時間30分である。これだけをみるとバスの所要時間とほとんど変わらないが、飛行機の場合は余裕をもってフライトの3時間前までには空港の方に到着しておきたいし、プラスして市街地から空港までの移動時間もみておかなければならない。つまり、「所要時間+4時間から5時間」はかかってしまうことになる。

 そういう意味では、仮に直行便を利用したとしても5時間から6時間くらいはかかるに違いない。つまり、飛行機を利用するメリットはかなり薄くなってしまう。よって「6時間バスに揺られるのも辛いが、いい機会だから途中の景色を楽しむことにしよう」という結論に達した。「何とか下痢ピーだけにはなりませんように!」と願うばかりである。