四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 いろいろと物入りです:ノートパソコン(その3)」


 PCデポで私の応対をしてくれた店員は、私のノートパソコンを見るなり「これ、ウィンドウズXPでしょう。そのまま使い続けるのは危険ですよ!ウィルスに侵されれば個人情報が全て盗まれてしまいますから…。」というのである。自分が所有するノートパソコンがどのようなOSを用いているかも全く気にしていなかったので、「世の中そうなっているんだ…」という感じでしばらくの間思考が停止してしまった。

 でも、そう言われてみれば「マイクロソフトによるXPのサポートが終了する」というようなことを聞いたことがあるような気がしないでもなかった。ただ、普段はデスクトップしか用いず、そのOSはウィンドウズXPではなかったので特に気に留めるようなことはなかった。

 そして、その店員は続けた。「まあ、ネットにはつなげないけどワープロ代わりと思って割り切って使えば特に問題はないですよ。officeも入っているようなので、そこそこの作業はできるんじゃないですか」と…。さて、困った。「ネットにつなげない」ということは、ノートパソコンを旅に持っていく「文章を作成する+ネットを見る」という2大目的の1つが叶わないことになる。

 そのまま「ありがとうございます」と言って家路についてもよかったのだが、「新品を買う可能性は全くのゼロ」というわけでもなかったので、その店員に「買うかどうかは分かりませんが、ちょっと最近のノートパソコンを見てみたいのですが…」と言うと、「じゃあ、ご案内します」と言って私を店内の一角にあるノートパソコンのコーナーに導いてくれた。

 その店員は「お客様のお持ちになっている12〜13年前のパソコンに比べれば、同じ価格でも最近のものは性能面で比べ物になりませんし、かなり軽くなっているので持ち運ぶにも非常に楽ですよ」と言って、それぞれのメーカーのノート型パソコンの説明をし始めたのである。そして、こう付け加えた。

「ノート型パソコンもだいたい3年ですよね」

 私は、最初、その「3年」が何を意味しているのか分からず「まさか3年で寿命が来るというわけでもないだろうし…」と思っていると、どうも以下のような意味らしい。

 「3年も経つと性能の良い新製品が出るので、その都度買い替えて使っていった方がビジネスなどでは使い勝手がよい」

 まあ、ビジネスなどで使用する場合はそういうケースもあるのだろうが、私の場合は別にビジネスユースではないので、口では「そうですか…」と言いながら説明を聞き流していた。そして、一通り各社のノート型パソコンの簡単な特徴の説明を受けると、お礼を言って帰宅した次第である。