四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 卓 球 (その5)」


 その駅の近くにある「卓球教室」だが、もちろん、そこは市の体育館で行われるような公的なものではなく、街中を歩いていてときどき見かけるテニススクールのような有料のスクールとなる。早速、サイトの方で教室の内容を確認してみると、固定された時間に行うジュニアと成人の教室(定員制で各12名まで)とプライベートレッスン、そして、卓球台の「時間貸し」があった。

 私が希望していたプライベートレッスンがあったのである。そこで、やっぱり最初に気になるのがレッスン料だ。そこの教室ではコーチによって料金は異なり、安いコーチで1時間あたり4,000円、高いコーチだと6,000円になる。全く初めてでもウエブ上でレッスンの申し込みはできたのだが、「とりあえず一度見学してみるか…」ということで出かけてみた。

 西武線の駅の近くの小さなビルの2階部分が教室になっていた。もともと運動ができるように建てられたフロアではなく天井なども高くないのだが、卓球をする分には全く問題ない。台が4台ほど設置されていて、フロアの片隅には受付のデスク、格子状の棚、そして座って見学や談笑ができるようにイスが5、6脚ほど備えられていて、台が設置されたエリアとは網状のカーテンで区切られていた。

 私が「こんにちは」と入っていくと一見して初めての人と分かったのか、30歳前後の男性が近づいてきたので、「プライベートレッスンについてちょっと聞きたいのですが…」というと椅子に座るように促された。プライベートレッスンだけではなく一通り教室の内容の説明を受けると「ちょっと検討してみます」ということで帰宅した次第である。

 帰宅後、1時間あたり4,000円というのは決して安い金額ではないわけでちょっと真剣に検討してみた。「1回でおしまい」と言うことであればそれほど負担にはならないが、1回だけプライベートレッスンを受けたからと言ってたかがしれている。ある程度の上達を目指すのであれば、週1回で最低でも「半年」くらいは考えていた。

 週に1回、一番安いコーチのプライベートレッスンを受けても月々16,000円かかり、現在通っているフィットネスクラブの月々の会費よりも高いことになる。よって、「さて、どうしようかな〜」とはなったが、「とりあえず1回受けてみたいと何とも言えないので、まずは1回受けてみるかっ!」ということなり、サイト上で受けたい曜日や時間を打ち込んだわけである。