四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 持ち物リスト:お金(その2)」


 ■ カード ■

 さて、最後のカードなのだが、私の認識違いでなければ2種類ほどあるはずである。1つは、いわゆるJCBやVISAなどのクレジットカードで、宿泊代や買い物、そしてレストランでの食事代など多くの場面での使用が可能となる。キャッシングもできるはずだが、手数料はかなり「高い」という認識がある。

クレジットカード

 私が初めてクレジットカードを所有したのは、記憶違いでなければ15年ほど前に東南アジアを旅行する直前のことだった。パスポートの申請に立川を訪れたときに、JCBが勧誘のためにデスクを出していて「万が一のことを考えて1枚持っておいた方がいいかな〜」ということで申し込みをした次第である。

 所有してから4回ほど海外に行っているが、海外で使用したのはおそらく2〜3回ほどだと思う。基本的には現金主義を貫いているわけである。まあ、海外での使用機会はかなり少ないが、アマゾンなどのネット通販では活躍してくれているし、現在会員になっているフィットネスクラブの会費もクレジットカードから引き落とされている。よって、海外に行かなくても現在では日常生活での必需品になっている感はある。

国際キャッシュカード

 あまり聞きなれない言葉かもしれない。私も、この項を書くにあたってちょっと調べてみて初めて耳にした名称である。誰でもそうだと思うのだが、海外旅行をしているときにできれば不要な現金は持ち歩きたくない。かと言って、ギリギリの所持金だけであれば、現地で突然の出費が発生しないとも限らないので不安は不安である。これも15年ほど前の旅行の時だったのだが、「海外にあるATMで現地の通貨で預金を引き出す」というシステムがあることを知って「それは便利だ!」となったわ。

 そこでいろいろと調べてみると、シティバンクという米国系の銀行に口座を作れば海外でもその口座の預金から現地の通貨で引き出せるということが分かり、支店がある立川まで出かけて口座を作り、旅行前に20万円くらいの残高にして出かけた次第である。

 これはかなり便利で何回も利用した。バンコクあたりであれば、通り沿いのビルにATMが設置されていたので、通りを歩いていて「ちょっと手持ちの現金が少なくなってきたので下ろしておくか」と簡単に引き出すことができた。しかも、歩道に面した壁にATMが設置されていたのでわざわざビルの中に入る必要もななかった。

 ちょっと日本人の感覚?からすると「そんなところで現金を引き下ろして大丈夫なのだろうか?」という感じがしないでもないが、逆に人通りが多いほどよからぬ考えを起こす輩も少ないのかもしれない。

 ただ、現在ではこのシティバンクは、個人金融部門を三井住友ファイナンシャルグループに営業譲渡してしまっているため、旧来の形での利用ができなくなってしまっている。私自身も、最後に使用したのは10年ほど前のことになるので、ちょっと探してはみたが、前回の旅行の時に使用していたカードも見つけることができなかった。きっと廃棄してしまったのだろう。

 さて、以前の海外旅行でその便利さは実感していたので、「シティバンクに変わるものはないだろうか…」と思っていると、口座を持つりそな銀行で「りそなVisaデビットカード」というのがあり、シティバンクと同じように海外のATMで現地の通貨で預金から引き落としができるということだったので、早速、口座がある支店に出向いてみた。

 手続きは申込用紙に住所、氏名などの必要事項を記入するだけだったので10分ほどで済んだ。Visaという名称は付くがクレジットカードではないので審査なども一切必要ない。 ただ、さすがにその場で速「発行」というわけにはいかず、カードが実際に郵送で手元に届くのに1週間程要した。

 今までATMで自分の口座から現金を引き下ろすときに使っていたカードが新たに「りそなVisaデビットカード」に置き換わったことになる。これで口座に預金がある限り、その範囲内で国内はもちろんのこと海外でも引き出しが可能となる。

 国内ではすでに自分の口座から現金を引き落とすのに何回か使用しているが、それに関しては以前所有していたカードとなんら使い方が変わるわけではない。それとは別に、改めて「申し込んでおいてよかった!」と実感したことがある。それは、今回、インターネットで航空券を購入したわけだが、支払いは全てカード払いである。それで、航空券の販売サイトによってはJCBが使えない場合があって、「あれっ、困ったな〜?」と思い、試しに「りそなVisaデビットカード」のカード番号を打ち込んでみるとすんなりと購入することができたのである。今回の旅でも活躍してくれるに違いない。