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プリエ

　「プリエ」には「折りたたむ」という意味があり、立った状態から片方または両方の膝を曲げて腰をフロアの方に落としていく動作(パ)になります。

　バレエ初心者にとっては、腕や足のポジションを覚えると同時にしっかりと身につけていかなければならない動作です。バーレッスンやセンターのアダージオなどでは必ずと言ってよいほど出てきますし、ピルエットをするときやジャンプをするときにはプリエをして体を上に持ち上げるエネルギーを得ていき、ジャンプをしてからの着地のときには、プリエでそのエネルギーを吸収し膝への負担を軽減させていきます。

　プリエにはかかとをフロアから離して(第2ポジションからのものはかかとは着けておく)深く膝を曲げていくグラン・プリエと、かかとをフロアに着けたまま膝を曲げていくドゥミ・プリエの2種類があります。

　プロのダンサーがグラン・プリエをするとポキポキと膝を鳴らすようなことはないのかな？などとちょっと気になる今日この頃ではあります。

　下のイラストですが、両手をバーにかけているもの、片手だけのものとと統一性がないものになってしまい大変申し訳なく思います。

　・第1ポジションのプリエ

　・第2ポジションのプリエ

　・第4ポジションのプリエ

　・第5ポジションのプリエ

≪第1ポジションのプリエ≫

立った状態	ドゥミ・プリエ	グラン・プリエ

1	バーを正面にし、両手を軽くバーに添える。立つときの注意点は「足のポジション」のページの「第1ポジション」を参照のこと
2	ドゥミ・プリエ・「内股から開く」ような意識で膝を曲げていく。・このとき、必ず膝とつま先は同じ方向を向けておく。・上半身はフロアに対してまっすぐに保つ。　膝を曲げるに従って、お尻を後ろに引き上半身が倒れやすくなるので注意する。
3	グラン・プリエ・ドゥミ・プリエから、かかとをフロアから離しながら、さらに膝を曲げていく。・親指、小指はしっかりとフロアにつけ、上半身は最後までフロアに対して垂直に保っておく。

≪第2ポジションのプリエ≫

立った状態	ドゥミ・プリエ	グラン・プリエ

1	・バーを正面にし、両手を軽くバーに添える。立つときの注意点は「足のポジション」のページの「第2ポジション」を参照のこと
2	ドゥミ・プリエ・「内股から開く」ような意識で膝を曲げていく。・このとき、必ず膝とつま先は同じ方向を向けておく。・上半身はフロアに対してまっすぐに保つ。　膝を曲げるに従って、お尻を後ろに引き上半身が倒れやすくなるので注意する。
3	グラン・プリエ・ドゥミ・プリエから、かかとはフロアにつけたまま、さらに膝を曲げていく。・親指、小指はしっかりとフロアにつけ、上半身は最後までフロアに対して垂直に保っておく。

≪第4ポジションのプリエ≫

立った状態	ドゥミ・プリエ	グラン・プリエ

1	（腕や顔の解説はしていません）・右足が前の第4ポジションにする。・左手はバーに軽く添えていく。立つときの注意点は「足のポジション」のページの「第4ポジション」を参照のこと
2	ドゥミ・プリエ・重心を前後の足の真ん中に保ったまま膝を曲げていく。・このとき、必ず膝とつま先は同じ方向を向けておく。・上半身はフロアに対してまっすぐに保つ。　膝を曲げるに従って、お尻を後ろに引き上半身が倒れやすくなるので注意する。
3	グラン・プリエ・ドゥミ・プリエから、かかとをフロアから離しながら、さらに膝を曲げていく。・親指、小指はしっかりとフロアにつけ、上半身は最後までフロアに対して垂直に保っておく。

≪第5ポジションのプリエ≫

立った状態	ドゥミ・プリエ	グラン・プリエ

1	（腕や顔の解説はしていません）・右足が前の第5ポジションにする。・左手はバーに軽く添えておく。立つときの注意点は「足のポジション」のページの「第5ポジション」を参照のこと
2	ドゥミ・プリエ・重心を前後の足の真ん中に保ったまま膝を曲げていく。・このとき、必ず膝とつま先は同じ方向を向けておく。・上半身はフロアに対してまっすぐに保つ。　膝を曲げるに従って、お尻を後ろに引き上半身が倒れやすくなるので注意する。
3	グラン・プリエ・ドゥミ・プリエから、かかとをフロアから離しながら、さらに膝を曲げていく。・親指、小指はしっかりとフロアにつけ、上半身は最後までフロアに対して垂直に保っておく。

【その他の投稿動画】

　・男性によるプリエ

　・前半は第1、第2のプリエ、後半はポールドブラとのコンビで

　・プリエ、ポールドブラ、ライズアップのコンビネーション、グループで

備考