フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 12月

 

12月13日(木) 「 ベンチは筋トレのバロメーター?( その3 ) 」

 

■ バーは胸まで下ろして一時停止 ■

 バーは4カウントほどかけて胸まで下ろしてホールドさせ、しっかりと胸にストレッチをかけるようにしている。よって、決してバーを胸でバウンスさせるようなことはしない。どうも胸でバウンスさせて挙げるやり方は「 ごまかしている 」ような気がしてならない。まあ、やり方は人それぞれで、「 そのやり方は正しい 」とか「 そのやり方は間違っている 」と論じるようなものでは基本的にない。

 ただ、私個人としては、ベンチプレスに限らず怪我をしやすいようなやり方は決して正しいようなやり方ではないとは思っている。それでも本人が「 オレは自分の好きなようにやりたいんだ!」ということであれば、まあ、他人に迷惑 (trouble) をかけない限りとやかく言うことではない。後は自己責任 (self-responsibility) である。

 今までに何回か、明らかに筋トレ初心者で「 この人、やり方が分かっていないな〜 」と思われるときにはアドバイスしたことがある。ただ、そのアドバイスに従うか従わないかは本人次第。アドバイス通り行ってくれればアドバイスした方もうれしいし、アドバイスが全く生かされないのであれば、それ以降はその人に声をかけることはしない。

 ときどき、ベンチプレスでバーを半分くらいまでしか下げない人を見かけたりする。もちろん、半分まで落とすやり方もあるし、逆に半分までしか挙げないやり方もある。ただ、そういう人たちの多くは「 そういうやり方を意識している 」というよりは、「 重いから胸まで下ろせない 」というのがほとんどである。つまり、胸まで下ろしてしまうと潰れてしまうことになる。

 それは「 正しいやり方ではない!」というつもりはないが、頻繁に (frequently) そういうやり方をしていると、必然的に関節の可動域 (range of motion) は狭まってしまう。関節の可動域を狭めてしまえば決して良いことはない。よって、そういうベンチプレスのやり方を見ていると「 バーをしっかり胸まで下ろせる重さで行って少しずつ重量を上げて行けばよいのに… 」と思ってしまうが、それはあくまでも「 私のやり方 」以外に何ものでもなく本人の自由である。