フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 12月

 

12月2日(日) 「 はい、100%親の責任です!(その1) 」

 

 つい先日のことである。ヤフーのトップページを見ていると「子供の口腔崩壊は親の責任か?」というような記事のタイトルが目に留まった。「 口腔崩壊 (oral disintegration?) 」という言葉は過去に何回か耳にしたような記憶があり、漠然と(vaguely) 「歯の健康状態が良くない」というイメージはある。ただ、あまりにも漠然としたものなのでちょっと調べてみた。「 東京新聞 」のサイトでは以下のように解説している。

 「 虫歯が十本以上あったり、歯の根しか残っていない未処置歯が何本もあったりする状態を指す 」

 そして、同サイトではこのように続けている。

 「「口腔(こうくう)崩壊」が学校現場で問題になっている。開業医でつくる東京歯科保険医協会が都内の小中学校を調べたところ、ほぼ三校に一校が「口腔崩壊の児童(生徒)がいた」と答えた。」

 その原因として同サイトでは経済的困窮を挙げ、「子ども虐待の一つであるネグレクト(育児放棄)が強く疑われるケースもあるという。」とも解説している。

 もちろん、一端虫歯 (bad/decayed tooth) になってしまえば、風邪のように「放っておけばいずれ治る」というわけにはいかない。時間が経てば経つほど歯は浸食されていき、いずれは根だけになってしまう。そうなれば歯を失ったことと同様である。

 歯の治療にはもちろん費用が発生するわけで、虫歯の状態が進めば進むほど出費がかさむことになる。よって、経済的に困窮している家庭では「 治療費に回すくらいであれば食費に充てたい。歯の1本や2本なくても生きていける。」などなるケースも往々にしてあるのかもしれない。

 でも、「 経済的困窮 = 虫歯が多い 」という図式は必ずしも成立するようには思わない。というのも、口腔ケアの基本はブラッシングで、ブラッシングだけであればそれほど経済的な負担 (economic burden) がかかるようなことはないはずである。

 1本1,000円以上するような歯ブラシもあるが、ディスカウントストアあたりであれば1本100円もしないような歯ブラシを手に入れることができる。それで数ヶ月は持つはずである。私みたいに、先が曲がってきたらハサミを用いてトリミングして整えてやればよい。そうしたら「持ち」は倍増する。

 それでも使い続けていると、最後にはブラシの部分の細い線維状のプラスチックが取れてくるので、さすがにそうなれば寿命となる。普通の磨き方であればそこまで到達するのに1年くらいはかかるのではないだろうか。まあ、1日「1時間以上2時間未満」ほど口の中に歯ブラシを入れている私の場合は半年くらいだが…。

 

■ 今日の1枚 ■

 無臭です。

 ミャンマーで購入した木彫りの涅槃仏。購入した時は香木 (fragrant wood) を使っているということで、ちょっと墨汁ににたような独特な匂いを放っていたのだが、だんだんと匂いもなくなり現在ではほぼ無臭となってしまった。結局、香木ではなかったのかな〜。