フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 3月

 

3月9日(金) 「 なんとかしないと、ニッポン!(その5) 」

 

 現在、日本の景気は拡大局面 (expansionary phase) を続けており、「いざなぎ景気」を超え絶好調となっている。このまま続けば、戦後最長である「いざなみ景気」を超えるといわれている。全般的に各企業の業績 (performance) は絶好調で、決算 (financial result) の発表では「過去最高益を更新した」と報告している企業も非常に目立つ。

 ただ、その「好景気」を実感できていない人は多い。理由はいたって簡単で、景気が拡大しているにもかかわらず所得 (income) がほとんど増えていないからである。以下は平成20年度から28年度までの平均年収の推移となる。( 参考:平均年収.com )※サラリーマンだけの年収なのか、それとも自営業を含めたものなのかは不明。

 

平成20年度
412 万円
平成21年度
409 万円
平成22年度
408 万円
平成23年度
414 万円
平成24年度
409 万円
平成25年度
414 万円
平成26年度
415 万円
平成27年度
420 万円
平成28年度
422 万円

 

 上記の数字を見て誰もが思うところが「な〜んだ、全然増えていないじゃないか!」である。

 

 いざなぎ景気 : 1965年(昭和40年)11月から1970年(昭和45年)7月までの57か月間続いた高度経済成長時代の好景気の通称。(ウィキペディア)ちなみに、「いざなぎ」とは、日本の神話に出てくる男神のこと。

 いざなみ景気:2002年2月から2007年10月までの69ヶ月間に拡大した好景気のこと。 長さの点においてはいざなぎ景気を抜き、好景気の恩恵が偏ったことと経済成長が緩やかであることから、好景気の割には「豊かさを感じない」好景気が特徴。ちなみに「いざなみ」は、日本神話の女神で、いざなぎの妻。(参考:カブドットコム証券