フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 12月

 

12月24日(火) 「 それは知らなかった!(完) 」

 

 野生の熊が里山に出て農作物 (farm products)を荒らしたり、市街地 (city area) に出て徘徊などすれば当然ながら「 駆除 (extermination) 」の対象になってしまう。出没の記事と同じように、ときどきそのような熊が猟友会などによって駆除されたニュースを見聞きしたりすることがある。

 ただ、年間にそのような熊がどのくらいの数駆除されているかなどには今まで関心を示したことがなく「年間、どのくらいの数の熊が駆除されていると思いますか?」と聞かれれば「 そうですね〜、10頭から15頭くらいですか?」と答えてしまいそうである。

 それが先日の新聞に以下のような記事を目にした。

 「 人里に出没するなどして北海道で2018年度に捕殺されたヒグマが環境省 (ministry of the Environment) の統計で827頭に上り、これまで最も多かった17年度の774頭を上回って史上最多となった。」

 いや〜、正直、「 827頭 」というのは全く想像していなかった数字で、驚き以外の何ものでもない。仮にその数が1/10の83頭だったとしても「そんなに多いのですか!?」と驚いていたに違いない。また、「 北海道だけで827頭なのだから、全国だと1,000頭以上いくのだろうか?」などとも思ってしまうわけである。

 もともと警戒心の強い (cautious) 動物なので、それが人が住んでいるエリアまで出て行くというのはそれなりに理由があってのことである。まあ、それが「食料」であることは想像に難くない。つまり、熊たちが生息するエリアで食料になるものが減ってきているために、普段立ち入らない地域に出没することになる。

 「 これも気候変動 (climate change) が影響しているのだろうか?」と思わないでもない。まあ、いずれにしても「 なんとかもっとうまく共存できる方法はないだろうか?」と思う今日この頃である。