フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 2月

 

2月4日(月) 「 まあ、止めているから言うわけだが…(その3) 」

 

 アルコールから少し離れてちょっと思ったことなのが、「 アルコールは麻薬 (drug) である 」ということ。ただ、他の大麻 (marijuana) や覚せい剤 (stimulant) などの麻薬との決定的な違いは「 合法(legal) 」ということである。「 何をバカなことを言っているんだ!」と思う人もいるかもしれないが、その常習性 (habit)、健康被害 (health hazard)、そして、ちょっと正しい言い方かどうかは分からないが、アルコールによって脳が麻痺する (be paralyzed) ことによる異常行動(事件や事故)を考えると、麻薬指定されたものとたいした差はない。「 大麻の方が健康被害が少ないのでは… 」という声も聞かれるほどだ。もちろん、私は大麻解禁論者ではない。

 よく「 自己責任 」などの声も聞かれたりする。まあ、飲みすぎによる肝臓への障害から肝硬変になり、最終的に肝臓がんに移行した場合は「 飲みすぎた本人がいけない 」で片付けることができるかもしれないが、酔っぱらったうえでの暴力や飲酒運転での事故であれば自己責任の一言では済まされない。最近では多くの命を預かるパイロットの乗務前の飲酒問題も大きく取り上げられている。

 日本では大した表示はされていないが、海外などではタバコのパッケージに吸い過ぎによる健康被害の写真が印刷されていたりする。( 最近、朝日新聞などでも少し取り上げられた )前々から気が付いていたが、2年ほど前に東南アジアを回った時にそのことを再確認させられた。

 旅行中、コンビニは毎日のように利用したが、タバコは必ずレジ付近に置かれていて、お会計をするときには否が応でも視界に入ってくる。そのパッケージには喫煙による舌ガンや咽頭ガンのリアルな写真や喫煙前と喫煙後の肺の比較写真などが印刷されていて非常にインパクトがあり、見ていて気持ちの良いものではない。日本では文章による警告のみとなる。

 「 じゃあ、お酒は…? 」と考えたときに、お酒のビンに、例えば健康な肝臓の写真と飲酒による肝硬変 (liver cirrhosis) になった肝臓の比較の写真や、飲酒による事故の写真などが印字されたラベルが貼られているのは一度も見たことがない。まあ、お酒に関しては日本のみならず万国共通的な傾向があるが…。