フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 2月

 

2月5日(火) 「 まあ、止めているから言うわけだが…(その4)」

 

 少しアルコールの悪い面ばかりを強調してしまったが、「 酒は百薬の長 」という (saying) もあるように、適量の酒 (moderate amount of alcohol) は気分を良くしてくれたり緊張 (tension) をほぐしてくれる効果もある。つまり、ストレスの解消にはもってこいで、会合などではその場の雰囲気を大いに盛り上げてくれることは間違いなし。よって、上手に付き合えば「酒に十の徳あり」が実践できるのだろうが、飲む人みんなが節度 (moderation) を持って飲んでいるわけではない。

 かく言う私も、大きな事故・事件にまでは至っていないものの、今までにいろいろと失敗してきている。そういう個人個人の大小問わず飲酒による失敗(損失)が積み重なると膨大なものになるはずである。そこでちょっと調べてみた。

「 アルコールによる社会的損失は年間4兆円――。厚生労働省研究班の推計によると、アルコール依存症患者の医療費は年約1兆円。依存症による死亡や通院、仕事の効率低下によって失った賃金は約3兆円に上る。合計すると年1兆円余りの酒税収入を大幅に上回り、5兆円前後との推計が多いたばこによる社会的損失に迫る… 」( 2015/10/15付日本経済新聞 夕刊 )

 もちろん、アルコール類を製造・販売する経済効果 (economic effect) も大きいので、単純に4兆と1兆を引き算して「なんだ、アルコールってマイナスしか生み出さないじゃないか!」というわけにはいかない。ちなみに、喫煙による経済損失 (economic loss) は5兆円にも及ぶらしい。

 

 「 酒は百薬の長 」  : Sake is the best of all medicines.

                Good wine makes good blood.