フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 3月

 

3月26日(火) 「 またバカなことをやってしまった!(その3) 」

 

 ケブラーの強度の高さから、コンクリートに貼ったり柱に巻き付けたりして耐震工事 (earthquake resistance construction) の補強材 (reinforcing materials) として建築現場などでも使用されることがある。( ⇒ 使用例を掲載しているサイト )そして、その難燃性 (fire-resistant) から消防士の作業服にも用いられている。

 ただ、個人的には「ケブラー」と聞いて最初に思い浮かべるのが「 防弾チョッキ (bullet proof vest) 」である。警察や自衛隊で着用される防弾チョッキはそのほとんどがケブラー製だと思われる。( まあ、確固たる自信はないが… )

 実は、私、ケブラー布も所有している。「よ〜し、防弾スーツを作ろう!」と幅1m、長さ5mほどのものを購入したのだが、その程度の生地であればせいぜい防弾チョッキがつくれるくらい。それに、いまだに製作には至っていない。

 それで、購入したケブラー布を初めて手にして分かったのだが、ケブラーには非常に光沢がある(glossy) 。そして、ほとんどの場合「 光沢がある = 滑りやすい (slippery) 」と言う図式が成り立つ。私が購入したケブラー布も例外ではなくツルツルする。

 服飾関係で用いる場合は「その光沢を生かして」となるのかもしれないが、建築資材やボディアーマー( 防護服 )の観点から考えると、その光沢はマイナス以外の何ものでもないような気がしてならない。

・ 購入したケブラー布

 市販されているケブラー布の全てに関して言えるのかどうかは分からないが、私が購入したケブラー布は、布を織る上で最小単位となるケブラー繊維の束は撚っているわけではなく単に縦に束ねられているだけとなる。よって、一見しっかりとした生地に見えるのだが、その滑りやすさ故、簡単に縁に寄せることができる。ただ、上下の端は止められているので寄せられる幅は限られる。