実は私、ケブラー糸も3種類ほど所有している。一番太いものは直径が3o (3 milimeters in diameter) ほどあるので、糸ではなく「細いロープ」と言った方が正確かもしれない。これらの糸の場合も、最小単位は光沢のある細いケブラーの線維なので布と変わりはないが、それらをいくつか束ねたもの同士を強く撚り合わせている (enlace) ので、糸の表面にはその撚りによる凹凸 (roughness?) ができ、布ほど滑りやすさは感じない。
ただし、糸の端 (edge/extremity) はどうしてもその「撚る」力が弱まるので、テープや接着剤などでしっかりと固定しておかないと、元来持っている滑りやすさのゆえにだんだんと緩んでいって元の形状をとどめなくなっていく。
糸の端が固定されていない場合、元来持っている「滑りやすさ」のゆえ、ちょっと手で撚りをほぐしてやると下の写真のように簡単に糸の体を成さなくなる。