フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 5月

 

5月11日(土) 「 さてさて、次に流行るのは何かな…? 」

 

 最近ときどき目にするエクササイズグッズのコマーシャルに「スクワット・マジック」がある。最初にこのマシンを見たときの率直な感想 (honest opinion) として「 なんでスクワットをするのにこんなものが必要なんだろう? 」ということである。

  をかけたいのであれば、自重以外のウエイトはどうしても必要になってくるが、このスクワット・マジックは負荷を軽くするためのマシンとなるはず。「 負荷を軽くする = 初心者でもやりやすくする 」ということになると思うのだが、自重で行っても、腰を下げる位置を調整すればいくらでも負荷は軽くすることができる。

 つまり、ある程度運動になれている人にしてみれば「 買ってみよう 」などという気持ちには全くなれない商品だ。しかし、日頃から運動を全くしていない人にしてみれば「 自重でやるのは辛そうだから、買ってみよう。 」となったりするのかもしれない。

 実際に使用したこともない私がこんなことを言うのも何なのだが、「 購入したとしても1年間使い続ける人は皆無だろう。」と断言したい。その理由は…。

 @ やり慣れれば自重でも簡単にできると気付く

  スクワットに特化したマシンなので、初心者がスクワットをするには使いやすいのだろうが、スクワットという動作に慣れてくると「 なんだ、マシンなんかなくてもできるじゃん!」と気づくはずである。

 A 応用が利かない

  スクワットに特化したため他のエクササイズがほとんどできない。もちろん「全く」他のエクササイズできないわけではない。フロアにひざまずいて座面に掌をあてて上半身を押すような動作をすれば腹筋などを鍛えることはできる。

 実際に手に取ったこともないので何なのだが、バランスボールあたりでも同じようなエクササイズができるはずである。もちろん、バランスボールであれば他のいろいろなエクササイズに応用 (application) が可能だ。エクササイズに用いるグッズはバランスボールやチューブのように応用が利く単純なものがいい。つまり、「 Simple is best! 」である。

 数年前に流行った乗馬マシン、私が会員になっているフィットネスクラブにも2、3台あったが、気が付くとすっかりなくなっている。さてさて、次に流行るのは何かな…?