中国の廃プラスチックの受け入れ量が1/10に激減した分、東南アジア諸国の輸入量が増えたわけだが、残念ながら?中国分を完全に補う (compensate) までには至っていない。そして、それらの国々にも廃プラスチックの輸入量を減らす動きが見られる。昨今のプラスチックごみによる環境負荷 (environmental burden) を考えれば自然な流れとなるのだろう。
「 経済格差 (economic disparity) を利用して 」という言い方が正しいかどうかは分からないが、「 我家で出たゴミの一部を他人の家で処分してもらってきた 」我が国である。本来なら自分の家で出たゴミは自分の家で処分するのが筋となる。
さて、我が国における廃プラスチックの処理方法を見てみよう。先にも記したように、日本の廃プラスチックの排出量は年間約900万dとなる。そのうち、2018年度であれば、101万dが海外に輸出されている。つまり、残りの800万dは自国で処理をしていることになる。
聞くところによると、我が国はプラスチックゴミの分別回収 (separate collection) ということに関してトップクラスに位置するようだが、リサイクルということに関して言えば
とのことで、とても「 リサイクル大国 」とは言い難い。 参考 :「 Forbes JAPAN 」