英語の「 plastic 」の日本語訳は「 合成樹脂 」となる。文字通り「(化学)合成された樹脂 」になるわけである。つまり、「 樹脂 」には天然由来のもの( 天然樹脂 )と化学合成 (chemical synthesis ) されたもの( 合成樹脂 synthetic resin )がある。そして、天然由来のものは狭義では松脂 (pine resin) や漆 (lacquer) など樹皮が分泌するものを指していたのだろうが、それに動物由来のゼラチンやカイガラムシが分泌するシェラックなどもふくめるようになったようである。ちなみにウィキペディアなどには鉱物由来のアスファルトやタールなどの名称も見られる。
ただ、身の回りにプラスチックが溢れている現在においては、一般的には「樹脂」というと合成樹脂であるプラスチックを指すようだ。