食品トレーなどのプラスチックを熱して柔らかくしての再利用や、包装用の薄いプラスチックを細かく裁断して断熱材として用いるアイデアも、まだまだ準備段階 (preparatory stage) でどれもすぐに実行できるものではない。
また、その他として、500mlのペットボトル (PET bottle) は「 そのままの形を生かして何かに利用できないだろうか?」と思い、きれいに洗浄して100個くらいのストックはある。そして、プリンやゼリーなどの容器もかなりの数はとってある。家族のものに「ただのゴミじゃん!」と思われるのも心外なので、しっかりと段ボール箱に入れてマジックで「 再利用予定 」と記している。
まあ、唯一有効利用している例を挙げるとすると、プラスチック製品の補修などがあげられる。どういうことかというと、プラスチック製品が亀裂 (crack) や欠損で使いづらくなったときに、廃プラスチックを用いて修理している。金属と違って自宅でも簡単に熱して柔らかくしてすることができるので、DIYなどにはもってこいである。
さて、現在の日本の人口は、在留外国人 (foreign resident) の約264万人を含めると、約1億2644万人となる。その一人一人が、年間、本来なら捨てられるはずのプラスチックを1sでも有効利用できれば、かなりの量のプラスチックゴミが減らせるはずである。みなさん、Les's 廃プラ有効利用!
・ 補修したハサミの柄
長年の使用のためプラスチックの柄に亀裂が入り完全に破損してしまった。そのままでも使用できないことはなかったが、使用中に破損部に指の皮膚が挟まれたりすると激痛 (acute pain) が走るわけである。そこで廃プラスチックを利用して補修をした。
一番のポイントは、破損をしてしまった部分を熱して柔らかくしてくっつけることである。つまり、分子間結合 (intermolecular coupling) させてやる。これでかなりの強度 (strength) になるが、プラスして廃プラを熱して柔らかくして亀裂があった部分の周りに乗せてやり、あとは使いやすいようにヤスリなどで削ってやればバッチリである。強度的にはほぼ元通りとなる。