フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2019年 - 6月

 

6月26日(水) 「 人類誕生(その2) 」

 

 NHKスペシャルの「人類誕生」を見て「へ〜、面白いな〜」と思ったことを紹介しよう。チンパンジーなどの類人猿 (ape) は、他のグループとの縄張り争い (turf war) や同じグループ内でのメスをめぐる争いにおいて少しでも優位に立つために犬歯 (canine teeth) が発達している。

 それが、我々のホモ・サピエンス (Homo sapiens) の祖先 (ancestor) である450万年前の初期猿人の「 アルディピテクス・ラミダス 」あたりではかなり犬歯の発達が鈍くなっているとのことである。そのことにより、研究者たちはそのころには「 一夫一妻制 (monogyny) 」の制度が確立されつつあったのではないかとしている。

 また、原人 (ape man) と呼ばれる「ホモ・エレクトス」( 意味は「 直立する人 」180万年から5万年前に生存 )は、ほぼ現代人に近い体形にまで進化を遂げていたようだ。身長も高いものでは180pほどもあり、二足歩行 (bipedal walking) に適した体形が確立されていたようだ。

 つまり、足の裏にはアーチができ、骨盤は内臓が重力で落ちるのを防ぐような形になっていた。そして、気温の高いアフリカにおいて、長時間二足歩行をしても身体が気温によって熱中症 (heat stroke) にならないように、体毛は抜け落ち、汗腺が発達して汗をかくことにより体温を下げるシステムが出来上がったようだ。