また、いつものように前書きが長くなってしまったが、先週の木曜日のこと、卓球をやり始めて20分くらいしたときのことである。普段着姿の若い女の子がスタジオの中をキョロキョロと覗いているのに気が付いた。私はすぐに「 きっと何か忘れ物 (something forgotten) をしたのだな!」と思った。
つまり、「 卓球の前のヨガのレッスンに参加後ロッカールームに戻って帰宅しようと着替えたのだが、忘れ物に気が付いてスタジオに戻ってきたに違いない 」と確信 (conviction) のようなものがあった。そのうちにその女の子がスタジオに入って来たので、私は「忘れものですか?」と声をかけてみた。
女の子 : 「 いいえ、違います。」
私 : 「 ん…?」
女の子 : 「 ちょっと卓球を…。」
私 : 「 卓球をやりに来たのですか?」
女の子 : 「 はい。」
単語の発音が中国人風だったので
私 : 「 中国人ですか?」
女の子 : 「 はい、そうです。」
私 : 「 でも、その恰好でするのですか?」
女の子 : 「 え、何かダメですか?」
私 : 「 だって、それ普段着 (everyday clothes) ですよね?!」
女の子 : 「 はい。普通の服ですが…。」
私 : 「 トレーニングウエアじゃあないとマズいんじゃあないかな〜。」
女の子 : 「 これではダメですか?卓球だったらこれでできると思いますが…。」
私 : 「 え〜と、スタッフに注意されてしまうかもしれないな〜。」
女の子 : 「 えっ、そうですか?中国だったらこれで大丈夫ですが…。」
私は「 ここは中国じゃあないし… 」と思いながらも、「 着替えに帰宅すると時間がかかる 」ということだったので、「 じゃあ、今度はちゃんとしたトレーニングウエアを着てきてくださいね!」と言って、ラケットやボールなどが入っている用具入れを指さして「 ラケットはその中から好きなものを選んでください 」と彼女に伝えた次第である。