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トッピクス-海外(その2)

 

 

 

 

 

■ パリ以降 ■

 さて,「パリの後、どこに行ったのだろう?」と記憶も定かではないのだが、アルバムを見てみると「シャルトル」「トゥール」を訪れている。その理由は全く覚えていないが、もしかすると、次の訪問国のスペインの途中の町だったからかもしれない。

 そして、「シャルトル-トゥール」間はヒッチハイクを行っている。これもその場で思いついたものではなく、出発前に決めていたことだと思う。「大変だった!」ということだけは今でもよく覚えている。今になって思うと、ある程度はヒッチハイクで旅をするつもりでいたはずである。1回目のしんどさで挫折してしまったのだと思うと、「根性無男」以外の何物でもない!

 アルバムには次のように記されている。

「シャルトルからトゥールへはヒッチハイクをする。行き先を紙に書き、それを持って道端に立つ。10時30分、ヒッチハイク開始。11時30分、まだ1台も停まってくれない。「よし、12時までに1台も停まってくれなかったら止めよう」と決心。11時58分、1台の車が停まってくれた。シャルトルからトゥールまで車を2台乗り継いで到着」

 ヒッチハイクをしたのはこれが最初で最後である。そして、ヒッチハイカーを拾ったことも1度だけある。高校時代、バイクを乗っていた時のことだ。友達の家に遊びに行き、帰宅途中のことである。日も完全に沈み、もう夜の帳が下りていた。もう少しで自宅というところで、けっこう車が行きかう片側1車線の道路で、男性が親指を立てて腕を上下させているではないか。最初は「あれっ、何をしているのだろう?」と思った。よくよく見ると、髭を生やし、サンドバックのようなバックを肩に担いだ西洋人の男性で、「ヒッチハイクをしているんだな」というのが理解できた。「いや〜、ここじゃとまらないでしょ!」と思ってしまったが、自分が予備のヘルメットを持っていることに気づき「この後、やることないしな〜」とバイクを道端に停車させた。(バイクだからできたことで、車では無理だと思われる)彼に向かって、「お〜い!」と大きく手を振ると、彼もそれに気づき「Motercycle?(バイク!)」と歩み寄って来た。

 私は、つたない英語で「Where are you going?(どこへ行くの?)」というと、ノートの切れ端にようなものをポケットから出し見せてくれた。今となっては、記憶も曖昧なのだがローマ字で住所が書いてあった。もちろん番地まで詳しく書いてあったのだが、鮮明に覚えているのが「Suginami-Ku(杉並区)」である。私は「OK!」と言い、予備のヘルメットを彼に渡した。

 途中、ヒッチハイカーの義務なのかどうかは分からないが、いろいろと話しかけてくれ、アメリカ人の有名なライダーのことも話しかけてくれたような気がするが、その内容はほとんど覚えていない。私は、都内の方の住所に詳しいわけではないので、途中の交番でいろいろと道を尋ねた次第である。

 「かなり近くまで来ているのではないか」と思われた時、お寿司屋さんがあったので聞いてみたが、詳しくは分からないとのこと。そのノートの切れ端には電話番号も書いてあったので、私は彼に「この近くだと思うが詳しくは分からないので、電話をしてみてはどうか」というと、彼は私に「後は何とかするよ。助かった!」と言い、ヘルメットを脱いで渡してくれた。「分かった。じゃあ、気をつけて!」と言い帰路につこうとすると、大きく右手を振って「アディオス!(さようなら)」と言葉を掛けてくれた。(彼はヒスパニック系ではないとは思うが…)

 さてさて、話はまたまた変わるが、大学生くらいから「少しは社会にために良いことをしなくては!」と献血をよくしていた。それは社会人になってからも続き、献血手帳も結構たまり「オレ、献血が趣味なんだ」と訳の分からないことを知人などに自慢げに話していたものである。

 ただ、一時期、狂牛病が問題になり、ある期間、ある特定の国への渡航歴がある人は献血ができなくなってしまった。私も、今回のフランスへの訪問がひっかかったのである。もう10年以上も行っていない。結構、身体の中には余っていると思うのだけど…。

 

■ シャルトル ■

 パリから電車で約1時間ほどのところにある町。パリ同様、ここにもノートルダム大聖堂があり、そのステンドグラスの美しさはとても有名である。しかし、カメラが…。

 アルバムより

「ここシャルトルではユースホステルに宿泊。朝食(パン、バター、ジャム付き。コーヒー)付きで19.5フラン。日本円にして780円である。やはりユースは安い!」

 

 

■ トゥール ■

 アルバムより

「ヨーロッパでは、日曜日にはほとんどの店が閉店する。そのため土曜日には食料の買い出しをしておかなければならない。マーケットも、開店時間が10時から13時、そして15時30分から18時という場合が多い。」

 現在でも同じような感じなのだろうか?

 

 

備考