四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記

 

 

3月8日(水): プノンペンへ


 

 プノンペンまでの飛行はいたって順調で、前日の寝不足でウトウトしていると「もうすぐプノンペン国際空港に到着します」というアナウンスが流れた。カンボジアへの入国に際してはビザの取得が義務付けられている。もちろん、日本国内でもインターネットで簡単に取れるが、カンボジアの空港でより安価に取得が出来るという情報を得ていたので「現地でいいかっ!」という感じで国内で取得することはしなかった。
 必要なものは、申請料の30ドルと写真(4p×6pで、すでにホーチミンで手に入れている)で、あとは空港に置いてある申請用紙に必要事項を記入するだけでよい。まあ、申請して取得するまでに45分ほどかかったが、特に問題はなかった。
 ビザが手に入れば後は入国手続きをするのみである。ベトナムのホーチミンでの入国のときとは異なって、入国審査に列を成しているようなことはなかった。まあ、入国手続きのカウンター自体も、確か6つくらいしかなかったような気がする。それぞれのカウンターで順番待ちをしている人も2〜3人ほどであった。

 今回の旅は10年振りの海外旅行になるので、10年前と比べれば空港での入国や税関の状況が変わっていてもなんら不思議はない。特に、最近は「テロ問題」が盛んに取り上げられているので、その対策に各国が神経を尖らせても当然である。

 ホーチミンのタンソンニャット国際空港では、入国手続きのカウンターではパスポートをチェックされるだけだったが、プノンペン国際空港ではすべての指の指紋をスキャンされ、人生初の経験であった。まあ、それ以外は荷物を調べられることもなくスムーズに入国はできたが…。
 さて、無事に入国してすぐにしなければならないことは両替である。カンボジアでは米ドルが一般商店などでも広く使えるという情報は得ていて出発前に多少用意はしているが、全てがまかなえるほどではない。それに、米ドルの場合、当然ながら使用する単位は1ドル単位となり、1.5ドルのように半端な金額は支払えないことになる。よって、「場合によっては、米ドルで支払って損をすることもあるのでは…」と思った。よって、空港内の両替所で、ベトナムで使い切れなかった50万ドンと1万円を現地の通貨であるリエルに両替をした。

 両替を済ませたら後は宿に向かうのみで、少しでも早くチェックインをして落ち着きたい。一応、ベトナムの時と同じように事前にインターネットで空港からの交通手段はチェックをしている。主にタクシーとトゥクトゥクの2つがあり、タクシーは12$、そしてトゥクトゥクは8$となっていた。

 ただ、これは空港専用の登録したタクシーおよびトゥクトゥクの場合で、もっと安く済まそうと思えば、空港で客待ちをしているフリーのタクシーおよびトゥクトゥクを利用すればよい。東南アジアの空港であれば、空港を出れば否が応でも「タクシー、タクシー?」と声をかけられるので、自分で料金は交渉すれば確実に空港専用のものよりは安く済む。ただし「ぼられる」というリスクが伴う可能性もあるので注意しなければならない。その点、空港専用であれば、登録制となっているのでその心配はない。

 また、最も安く市の中心部へ行く方法としてはバスの路線もあるようである。何回か利用している空港で勝手が分かっていればそれも一つの移動手段になるのだろうが、私自身、プノンペン国際空港を利用するのは初めてであった。

 加えて、宿自体も初めて利用するもので、その位置も漠然としか頭の中に入っていない状態であった。そのような状況でバスに乗って市の中心部まで行き、そこから宿まで移動することはどう考えてもしんどそうであった。よって、迷うことなくトゥクトゥクを選び、プノンペンの宿となる「グリーンパスチャーイン」に向かった次第である。

 

・ 空港からプノンペン中心部の地図

・ プノンペン国際空港直前

 プノンペン国際空港に着陸寸前の風景を機内より撮影したもの。ホーチミンのタンソンニャット国際空港く比べると土の露出部が多いような気がする。

・ トゥクトゥク

 空港から宿まではトゥクトゥクを利用した。だいたい30分くらいで宿付近には着いが、それほど名の知れた宿ではないためにそこから少し迷うことになった。30分くらいの移動であれば、トゥクトゥクくらいが風を感じられて気持ちがいいかもしれない。まあ、「暑くない」と言ったらウソになるが…。