四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ミャンマーフィットネス紀行/日記

 

 

食 事

 

 

 「ヤンゴンではどのようなものを食べましたか?」と聞かれたときに、まず出てくるのが「和食?」である。利用した宿から歩いて通える距離に居酒屋と寿司屋があり、手ごろな値段で食べられる。ただ、「ミャンマー料理は?」と聞かれると、何んとも答えに窮してしまう。そもそも「ミャンマー料理」なるものがどのようなものなのかが分からず「タイ料理とそんなに変わらないのでは?」と勝手に思っている次第である。そこでちょっと調べてみた。

 まず、ミャンマーは多民族国家で、もっとも多いのがビルマ族で、ウィキペディアによると68%となっている。その他の民族としてシャン族(約 9%) やカレン族(約7%) など多くの民族が混在している。当然、民族間での食習慣の違いはあると思われるが、ここでは、最も多いビルマ族の料理ということでミャンマー料理(ビルマ料理)を紹介していく。※参考はウィキペディアの「ビルマ料理

【 特 徴 】 : スパイスの使用が比較的抑えられている点と[1]を多用する点に特徴がある。

【 主 食 】 : 、1,2種類の副菜を添えて大量の米を食べるのが基本的なビルマ族の食事スタイルである。シャン米、もち米も食べられているが、インディカ米が上ることが多い

【 副 菜 】 : 「ヒン」という煮込み料理が中心。ヒンは「おかず」「副菜」の同義語としても使われる[8]タマネギトマトが加わる場合もある)をベースとして煮込み、具はブタウシヒツジニワトリの肉と内臓、魚介類、野菜であり、調味料は具に応じて使い分けられる。

【 食 材 】 : ヒラマメインゲンマメヒヨコマメなどのが頻繁に用いられる。豆腐もよく食べられる。様々な太さや形状のライスヌードルも使われる。発酵させた茶葉(ラペソー)が食材として使われる点は東南アジアでも珍しい。

【 調味料 】 : 塩味を付けるために魚醤塩辛が使われる。 

 それで、具体的な料理名で言うと、

 ・ ウェターヒン : 豚肉のヒン

 ・ タエテソーク : 熟していないマンゴーのサラダ

 ・ チンイエー : 具が多く、タマリンドなどで酸味を出したスープ

 ・ モヒンガ : ナマズ系のスープをかけた、押し出しの米麺

 などがあるようだが、おそらく5日間の滞在中にミャンマー料理なるものは1度も口にしていないと思われる。

 

■ 和 食 ■

 ヤンゴンのチャイナタウンには、私が歩いて回った範囲内だけでも和食を提供する店はけっこうあった。その代表は居酒屋と寿司屋である。ともに店先には赤ちょうちんが下げられていて、それぞれ「居酒屋」「寿司」の漢字が描かれている。

 もしかしたら「居酒屋って和食?」となるのかもしれないが、寿司の握りや刺身も出しているし、てんぷらや焼きうどんなども食べれれるので立派な和食店となっている。昼食時には、生姜焼き定食とか焼き魚定食などの何種類かの定食を出していて、日本円で240円から280円ほどで食べられるので手軽に利用ができる。たしか、カレーライスなどもあったように記憶している。

 さて、寿司屋だが、宿の近くにいつも「満員御礼」状態で賑わっている店があった。「きっと美味しいのだろうな〜」と気になったので入ってみることにした。私が入った時も店内のみならず、外に並べられたテーブル席も埋まってしまうほど繁盛していた。

 まず、入って気が付いたのが、お客さんは私以外は全員地元の人でだったような気がした。それで現地の人に人気の理由だが、メニューを見て分かった。これが非常に手ごろな値段なのである。握り寿司のセットでも、日本円で約360円ほどであった。タイの半額以下となる。

 私は、「さて、冷えたビールを飲みながら握り寿司でも食べるか!」とメニューを見ながら、周りで食べている人をチラチラと見たのだが、みんなお茶を飲んでいるのである。「変わっているな〜」と思いながら、メニューの「Drinks」のページを開いたのだが、なんとどこにも「Beer」の文字が見当たらない。「ちょっとこれはあり得ないでしょう!」と思ってドリンク類が入った冷蔵庫を見たのだが、入っているのはコーラとかオレンジジュースなどのジュース類だけでビールのビンや缶は全く見当たらない。

 仕方がないので、握りのセットを注文し「ここで握りだけ食べて宿に戻ってから喉を潤すか!」と思ったが、やはりビールを飲みながら食べない寿司はおいしさが半減してしまう。そこで「注文した寿司セットだけどテイクアウトできますか?」と女性の従業員の人に聞くと「大丈夫ですよ!」と言ってくれた。そして、ご丁寧に味噌汁まで専用の容器に入れてくれ、持ちやすいように取っ手のついたビニール袋に入れて渡してくれた。「ビールなしか…」と1度は落ち込んだが、ちょっとルンルン気分になって宿に持ち帰ってビールと一緒に胃袋に収めた次第である。

 宿の近くにはもう1軒別の寿司屋さんがあって「今度こそリベンジだ!」と入ったのだが、はやりアルコール類はおいていなかった。よって、もしかしたら「寿司屋にはアルコール類を置いてはいけない!」などという信じられないような規制がなきにしもあらずである。もちろん、居酒屋ではビールのみならず日本酒などの各種酒類を提供している。

 

・ 寿司セット

 宿に持ち帰って食べた握り寿司セット。日本円で約360円ほど。味はまずまずで、いたって普通に食べられる。なお、寿司屋では、各種寿司のみならず刺身や天ぷらも提供していた。

 下は2軒目でテイクアウトした握りのセットで、値段は1軒目と同じだったように記憶している。

 

■ その他 ■

 その他として、宿の近くにスーパーがあったので、ご飯と惣菜を1種類、そして鶏の唐揚げを買って宿で食べたが、ご飯は長細いパサパサしたインディカ米なので、若干の食べづらさは正直なところあった。また、宿から徒歩で5分くらいのところにロッテリアがあったので、チーズハンバーガー、フライドポテトを注文して宿に持ち帰った。値段はおそらく日本で買うのとそれほど違わないような気がした。