四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

バンコク四方山話


 

タクシー

男性のメイクアップ

 

■ タクシー ■

 前回、10年前にバンコクを訪れたときにも、移動するのにスカイトレイン(BTS)や地下鉄(MRT)はもちろんのこと、タクシーやトゥクトゥクを利用した。その時の私の印象としては、タクシーはそのほとんどがメーター運賃で行ってくれたように思っている。

 トゥクトゥクは、もちろんメーターは付いていないので、運賃は交渉次第である。「タクシーかトゥクトゥクか?」と聞かれれば、好んでタクシーを利用した。料金の交渉の必要もないし、トゥクトゥクよりも料金がかからない場合も多かった。トゥクトゥクは「なぜそんなに高いの?」と言いたいほど、料金を吹っかけてくることがあった。

 さて、今回なのだ、トゥクトゥクには相変わらずメーターは付いていないので運賃は交渉するしかないのだが、タクシーはメーターが付いているにもかかわらず「メーターで行かない」ケースも印象に強く残っている。この場合の「メーターで行かない」というのは、メーターが表示する料金よりも多く料金を請求されるということではなく、タクシーに乗り込むときに「〜まで行ってください」と行先を告げたときに、「200バーツです」と料金を最初に提示されるのである。まあ、交渉次第で安くなることは多いが、メーター料金で行った場合と比較すると明らかに高くなる。

 タクシーの運転手も、相手が、特に海外からの観光客だと分かると、「ちょっと儲けてやろう!」と欲が出たりするのであろう。特に、観光ポイントとなっているあたりではその傾向が顕著である。今回、4回ほどタクシーを道端で止めた。そのうち、2台はメーターで行ってくれたので乗車したが、残りの2台は倍くらいの料金を言ってきたので乗車することはなかった。

 

■ 男性のメイクアップ? ■

 「バンコクにはオカマが多い」という印象は前々から持っていた。実体験に基づくものだが、もちろん、そうだと思った人に「あなたはオカマですか?」といちいち質問しているわけではないので、私の個人的な感覚によるところは大きい。

 タイ、特にバンコクあたりでは、全員がそうであるとは思わないのだけれど、そういう人たちは「だって、そうなんだから仕方がないでしょう!」的にカミングアウトするケースが多いのではないだろうか。おそらく、カミングアウトしたからと言って、変な目で見られたり、後ろ指差されたりすることもそんなにないのかもしれない。そういう土壌ができているに違いない。(と私は勝手に思っている。)

 そういう人たちが、コンビニで働いていたり、カフェなどで働いているのを多く見かける。女装はしていなくても髪の毛をポニーテールにしていたり、話し方や仕草が普通の男性とはやはり異なってくる。もちろん、中にはお化粧をしている人もいるわけである。私なりに「普通の男性とは違うな」と区別がつく。

 ただ、今回の旅行で「ちょっとこの場合はどうなんだろう?」というケースが何回かあった。それは雰囲気はいたって普通の男性なのだが明らかに化粧をしている場合である。そういう人が、ちゃんとしたデパートの従業員だったりするわけである。(ちゃんとしたデパートでも、女装をして化粧をしているオカマの人もいたりするので、それは一見して分かる。)

 ちょっと気になったのでインターネットで「タイ、男性、化粧」で検索をしてみると、「拡大するタイの男性化粧品市場」とか「日本の男性化粧品がタイの若者に大ヒット」などの見出しのサイトを発見した。「グローバルニュースアジア」のサイトでは以下のように解説している。

「2015年11月4日 タイの若い男性の美容事情は、日本を上回るほどに「女子力」の高い男性が増えている。
 女子力の高いタイ人の若い男性の自宅には驚くほど多くの化粧品がある。日本では、男性が化粧することは少なく話題にすることも皆無。
 しかし、タイ人の若い男性は平気で「きれいになった? かっこよくなった?」など自慢気に話す。また、タイのショッピングモールで男性用コスメ売り場があり、多くの商品が並び、「女子力男子」たちが女性のように商品を選ぶ。
 また、日本ではあまり多くないプチ整形、タイの若い男性の間ではプチ整形を行う人が年々増加。タイ人の若い男性たちが、ここまで美容に気を遣うようになった理由として、SNSや自撮りで、自分のことをよりかっこよく見せたいという意識が他国より強く、男性用化粧品の需要が高まっている。」

 この場合の化粧品だが、あるサイトではデオドラント、スキンケア、またはシャービング等などとしているが、私が見た化粧をしていた男性は、明らかに顔だけ他の皮膚の色と比べると白く、口紅も塗っているようなので、また上とはちょっと違う話のような気がしないでもない。まあ、いずれにしても、現段階では詳細は分かっていないので、「いずれ究明してやるぞ!」と思っているわけである。

 ちょっと話は変わるが、あるサイトに女性の写真が載っていて「おう、なかなかチャーミングな女性ではないか!」と思っていたのだが、なんと「オカマ/レディーボーイ」だというのである。ちょっとこれは信じがたい!というよりも、この写真の人が元?男であってはいけないような気がする。ここまでレベルが上がってくると、「オカマはだいたいそれと分かる!」という自信のようなものが一挙に崩壊するような気がしてならない。恐ろしや、タイランド!

 ⇒ 写真を掲載しているサイト