四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

こんなところに行ってみました。: ベンタ (イ) ン市場


 

 ホーチミン市には大小合わせて市場はいくつかあるようだが、ベンタ(イ)ン市場は、その代表的な市場の1つで、「ホーチミンを訪れた観光客は必ず訪れる」と言っても過言ではないほど有名な観光名所でもある。

 今回、15年ぶりの訪問となり、前回訪れたときの記憶もうっすらとしか残っていなかったのだが、市場の周りを回ったり、実際に市場の中を歩いていると「そう言えば、こんな店、あったあった!」と少しずつだが前回訪れたときの記憶が蘇ってきた。

 私自身、市場内を隅から隅までゆっくりと見て回ったわけではないので、あまり細かいことは書けないのだが、生鮮食品、衣類、日用雑貨など、「日常の生活に必要なものはほぼ揃えることができるのでは?」と思っている。ただ、電化製品を扱ったお店はあまり見かけなかったような気がする。

 これはかなり個人的な意見になるのかもしれないが、このベンタ(イ)ン市場が他の市場と最も違うところは、市の中心にあり、周りに観光名所もあることから主に海外の観光客を相手にお土産を売っているお店が数多くあるところだと思う。日本からの観光客も多く、場内を歩いていると「お土産どうですか?」とか「ベトナムコーヒー、安いです」などと日本語で話しかけられたりする。

 まあ、その辺は別にベトナムに限ったことではなく、アジアのよく観光客が訪れる市場などを歩いていればどこも同じではある。向こうも、地元の人を相手にしているよりは海外からの観光客を相手にした方が売り上げも上げられるのだろうから、致し方がないことかもしれない。

 ただ、個人的には、あんまり頻繁に声をかけられるのは落ち着かない。よって、「お土産を買いたい!」というのであればベンタ(イ)ン市場のようなところは良いかもしれないが、「地元の人たちが市場でどのような買い物をしているのか、ちょっと生活の一部を垣間見たい」と言うのであれば、市の中心から少し外れたもう少しこじんまりした市場の方がお勧めではある。

 

・ 中央通路

 ベンタ(イ)ン市場には東西南北の4つの入り口があり、以下の写真は南口と北口を結んでいる通路になる。各お店の間の通路は「狭くて人が1人通るのがやっと」と言うほどではないが、中央の通路が広く取られているとちょっとホッとする。

・ さて、何のお店だろう?

 まあ、適当に写真写りの良さそうなお店を撮ったのだが、「あれ〜、何のお店だったっけ?」という感じがしないでもない。奥はベトナムコーヒーを扱ったお店だが、手前は容器に何かを漬けて販売している感じである。一見「花」のように見える容器のものは、なんかラッキョのような気がしないでもない。

・ 15年前と同じように…。

 市場内には飲食店もあり、麺類やご飯ものを提供するお店や写真のような甘いものを扱ったお店もけっこう見られる。15年前に初めて来たときも何か甘いものを食べたような記憶が残っていたので、同じものかどうかは定かではないのだが、当時と同じように甘いものを注文してちょっと休憩を取った。

 調べてみたら「チェー」と呼ばれるベトナムの伝統的なスイーツのようだ。私は冷たいものを注文したのだが、温かいものもあるようだ。おいしゅうございました。